次のグリーン車に乗り換える | 車内販売でございます。

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車内販売を15年半で11000回を利用してきた「車内販売大好きな乗客」が書くブログです。 多数の観光列車に乗り鉄しています。

 年末に、「フルーティアふくしま」に乗りに行った時の話。
 東京上野から、青春18切符を利用して、普通列車に乗って郡山まで出かけた。新幹線は高いし、途中までは普通列車グリーン車で車内販売を利用できるから、往復とも青春18切符利用となった。
 

【1】福島まで早朝の普通列車 
 郡山~福島間を走る「フルーティアふくしま91号」に乗るには、上野からの始発電車に乗ると、郡山9:58に到着する。「フルーティアふくしま」は、郡山10:00発なのて、いくら何でも怖い。(実際に接続する普通列車が2分遅れて、「フルーティアふくしま91号」に乗るのが無理なタイミングだった。)
 
 出費を抑えるために、新幹線のワープは、新白河~郡山だけにして、上野~新白河を普通列車にした。
 まだ外が暗い上野駅で、宇都宮線の普通列車・グリーン車に座る。ここで祈るような気持ちで、アテンダントさんが来るのを待った。なぜ「祈るような気持ち」なのかというと・・・
腕がイマイチのアテンダントさんでも、ずっと乗るしかないからだ。
 
↑1駅だけ乗った新幹線は、すぐワゴンを探して、カツサンドとスポーツドリンクを買った。

【2】グリーン車のシステム
 首都圏の普通列車グリーン車は、すべて自由席で、昼間は10分から20分おきに走っている。そして改札を出なければ、1回グリーン料金を払えば乗り換えできる制度になっている。
 だから、上野からグリーン車に乗って、巡回してきたアテンダントさんが面倒くさそうな表情だったり、なかなか車内販売に来なければ、1本遅らせて次の列車に乗り換えることがあるのだ

【3】だから、こんな乗り換えも可能
 別の日の話だが、青春18切符期間に宇都宮から小田原まで乗ったときがある。本来は上野東京ラインで乗り換え不要だ。そのため、
宇都宮→→→→→→→→→→→→→→小田原
と、乗り換えなしになるはずだ。
しかし、私はこう乗った。
宇都宮→小金井→大宮→大船→平塚→小田原
青春18切符期間で黒磯方面からの接続があったため、グリーン車は満席に近かった。くつろげないので小金井から始発電車に乗り換えた。車内販売ではビールは買えても弁当は買えないから、大宮と大船でいったん降りて、改札内の駅ナカで弁当とおつまみを購入した。この後に乗ったのが平塚止まりだから、平塚で乗り換えて小田原に着いた。大宮・大船間は、上野東京でアテンダントさんが交代するから、1枚のグリーン券で6人から車内販売を利用したことになる。
 ここまで極端でなくても、やる気なさそうな人に10回に1回くらい当たってしまうことがあり、そんな時は1本見送ることがあるわけだ。
 特急では、新幹線の自由席以外は認められていない方法だし、次の列車は大抵30分から1時間後だから、簡単にはできない利用法だ。
 

【4】巡回してきたアテンダントさんは
 福島県の郡山に着く時間が決まっているから、1本見送ることはできない。腕の良いアテンダントさんであって欲しいな、と思いながら車内販売のカゴを待った。
 私が座っているのは、2階席の最後部。すぐ後ろに警備員がつく中で、アテンダントさんがやって来た。
 「よしっ!」と心の中で叫んだ。
 顔なじみの凄腕アテンダントさんだ。それも、1年半ぶりに会えた!これは嬉しいっ。凄腕の1つを挙げると、1年半の間に、このアテンダントさんから3回買っただけで特に話したわけでもないのに、4回目に乗車した時にはデッキに立って出迎えながら「いつもご利用いただきありがとうございます。」と笑顔であいさつしてくれた。
 警備員が後ろにいるから、「うわ~っ、久々ですねえ」くらいしか話はできなかった。「温かいお茶」と「あんぱん」を買う。
 こういう凄腕アテンダントさんなら、最後まで乗り通したくなる。腹が減って途中駅で弁当買いたくなっても、乗り通す!
 この列車は宇都宮行きだったが、このアテンダントさんは小金井で交代となった。
 宇都宮からは短い4両編成、と思ったが、日曜朝なのに8両編成で余裕で座れてラッキー!
 

【5】帰りのアテンダントさんも
 「フルーティアふくしま」に乗り、「峠の力餅」を買って、帰った。帰りも青春18切符だ。
 運よく、本数が少ない黒磯始発の普通列車グリーン車と接続した。(Suicaでグリーン券を買える券売機がホームになくて、一旦改札を出る必要があるのは面倒だったが)
 青春18切符期間とはいえ、旅行シーズンでもなければ帰省シーズンでもないから、グリーン車は空いていた。
 黒磯に停車中から巡回を始めたのは、こちらも実力あるアテンダントさんだ。笑顔で仕事が丁寧でノンビリした雰囲気を持つ人なのだが、しかし仕事は早いから不思議だ。私のことは知らないハズなので、挨拶はできなかったが。
 フルーティアそのものも今回は楽しめたが、往復のグリーン車で凄腕アテンダントさんの素敵な対応に感激した。
 青春18切符での長距離移動は、「苦行」ではあるのだが、グリーン車が利用できて、それも往きと帰りも凄腕アテンダントさんだった。これはマニアにとって、非常にありがたいことだった。

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 1月10日に愛媛に出かけたのに続き、4月上旬までにあと3~4回、関東地方を抜け出して、車内販売利用の旅に出かける予定です。
 今度の日曜には、観光列車内で食事をします。1万円以上で高いけど、冬は空いていて予約が取れたから今しかないと決断。
 2月上旬には、場所は未定ですが大阪より西の方に出かける予定を立てています。
 仕事は結構忙しいのに、我ながらよくやるや。