「そんなに乗って、飽きないの?」と思う人が、いるかもしれない。しかし、飽きることはない。
飽きない理由は、変わるものと変わらないものがあるからだ。
【変わらないもの】
1年半たっても、車両や内装は同じだ。ごく一部、車内の飾りは変わったが、座席も同じ、内装も同じだ。これは「飽きる」というよりは、再び同じ車両に乗って「安心する」という感じがする。
アテンダントさんも、何人か加わったが、メンバーは変わっていない。「伊予灘ものがたり」のアテンダントさんは、2か月で1000人くらいの乗客と接するだろう。4か月半ぶりの乗車でも、少なくとも4人のアテンダントさんから顔を覚えてもらっていたのは嬉しい。これはメンバーが固定されていて、変わらないからだろう。
【変わるもの】
「伊予灘ものがたり」の魅力の一つは、車窓の景色だ。13回も乗って飽きないかというと、飽きないんだな、これが。4月上旬の桜は鮮やかだし、菜の花が咲く季節も綺麗だ。天気によって、海の姿は大きく変わってくる。同じに見える景色でも、結構違ってくる。
これと同じく、料理も少しずつ変わっている。年に何回か、料理が季節に合わせて入れ替わる。
前置きが長くなったが、今回は「伊予灘ものがたり」の料理の中身が少しずつ変わる話。
『八幡浜編』の料理
八幡浜編の料理は、瀬戸内風仏蘭西料理 レストラン「門田」が担当する。地元の食材を活かした料理が出される。料理が入る折詰の器は変わらないが、季節に合わせて料理は変化を持たせている。
毎回、この他に最初にスープ、最後にコーヒーは出て4500円だが、折詰の料理は変わるのである。
2016年1月、現在の料理
2015年2月
2016年1月と同じ冬だから、一部共通の料理もあるが、結構中身は違っている。
2014年8月
「伊予灘ものがたり」運行開始から約1か月。夏の料理だ。
『道後編』の料理
道後編の料理は、20食が上限の「アフタヌーンティー」だ。「八幡浜編」と同じく レストラン「門田」が担当する。
「道後編」に特に予約制の料理がなかった時期にも、門田のケーキはすごく人気があった。これが2015年4月から発展的に食数限定の予約制になったとも言える。
2016年1月
内容は、スコーン、チェリーのタルト、フルーツ、りんごのデニッシュ、卵サンド、媛ベリーのジャムだ。
今回、くまさんが載っているのが可愛い。でも食べちゃったけど。
2015年4月 アフタヌーンティー開始初の週末の写真。フルーツとケーキ1品に変化がある。
『双海編』の料理
双海編の料理は、「レストランからり」が担当する。2段の木星の重箱に様々な料理が入っている。
2015年8月
9種類の段と4種類の段がある。
この2015年8月のお品書きは、こちら↓。
明るさが違う。写真の腕は、まだまだだなと反省。
私は結構好き嫌いが激しいのだが、食べてみると美味いんだな。これが。和食でも癖が少なくて、食べられるのである。(まあ、アテンダントさんに、せっかく作られた料理を食べないでさげてもらうのは格好悪いという見栄もあるんだけど(笑))
この他、朝の「大洲編」の料理も、季節によって変わる↓。
現在の料理は、「伊予灘ものがたり」のホームページで確認できる。
http://iyonadamonogatari.com/plan/index.html
このように、「伊予灘ものがたり」の料理は、地元の食材を活かすとなると、季節によって変えることになる。このことが、飽きない料理の理由の一つとなる。
飽きないから、また食べに行きたくなる。次は、桜の咲くころにでも行きたいな。