車内販売では、様々な弁当が販売されている。
その中で、子ども向けの弁当が、近年多様化している。子ども向けというのは、子どもが喜ぶ食材を入れ、容器に工夫を凝らし、分量を控えめにしているという傾向の弁当ということだ。
今回は、この子ども向け弁当をまとめる。
【1】元気100倍アンパンマン弁当(2014年8月購入 1240円)
子ども向け弁当として、凝り方NO.1なのがJR四国の「元気100倍アンパンマン弁当」と言える。
子どもが好きな食べ物が詰まっていて、容器はアンパンマンの顔。中央のご飯はアンパンマンの顔の絵になっていて、凝り方抜群だ。
ただし、やや値段が高いのと、分量が少ないのが欠点と言える。この弁当を車内販売で買ったところ、綺麗な袋もゲットできた。
【2】ポケモン弁当(2015年11月購入 1100円)
つい最近、一ノ関・気仙沼間を走る「ポケモントレイン」に乗って、車内販売で買ったばかりのポケモン弁当。巾着袋は様々な用途で使えて助かる。
子どもが好きな食べ物が入っていて、中身も充実している。
【3】くろちゃんのあそモコ弁当(2013年8月購入 1000円)
特急「あそぼーい」の売店・カフェで買った弁当だ。特急「あそぼーい」のキャラクター・くろちゃんの絵が、包装紙に描かれている。容器は紙で使い捨てのぶん、中身は充実している。
【4】九州新幹線N700系さくら弁当(2014年3月購入 1150円)
特急の車体をデザインしたプラスチック容器に入っている弁当が、各地で販売されている。
九州新幹線さくらの車内販売で買った弁当は、味そのものは美味い。しかし、中身が少なく値段が高く、大人が食べるには難がある。
【5】北斗の源(2015年6月購入 1300円)
北陸新幹線で売られていたのが、「北都の源」という牛丼弁当だ。北陸新幹線の形をした容器に入っていて、窓やラインのシールを貼って完成する。
他の子ども向け弁当よりボリュームもあり、大人でも満足できる美味い弁当だ。1300円と高いだけのことはある。
【6】ロマンスカーVSE弁当(2015年10月購入 1000円)
小田急にも車体の形をした弁当がある。VSEのロマンスカーでも販売しているが、私はMSE車両で買ったこともある。
分量は少なめだが、1000円ならギリギリ許容範囲だ。とはいえ、同じ車内販売で売られている「大増の味覚弁当」の方が、季節感があって美味しい。大人が食べるなら、VSE弁当はおススメしない。
【7】東京スカイツリー弁当(2014年10月購入 1000円)
朝の下りの東武特急スペーシアの中の売店で購入した。東京スカイツリーの形をした容器に入っている弁当だ。
特大のエビフライ1本とケチャップライスがメイン。スクランブルエッグ、デミグラスソース、タルタルソースを使っている。
ボリュームがあって、大人でも満足できそうだ。
【8】SL弁当(2014年4月購入 1250円)
蒸気機関車の陶器に入った弁当。会津若松発、新潟行の「ばんえつ物語」号の売店で購入した。
中身は完全に子どもを意識した内容だ。容器が大きすぎて、再利用が難しく、もったいない気がした。
同じボックスシートに相席になったのが、30歳くらいのSLマニアの方。この人が同じ弁当を食べていたので、子ども向け弁当だけど、堂々と食べることができた。空いているならともかく、満席の列車にオヤジ一人で乗って、子ども向け弁当というのは、心臓が強くないときついかもしれない。(わたしは気にしないですけど)
以上、様々な子ども向け弁当を私は食べてきたが、「子ども向け」だからスルーしてきたこともある。実際はもっと多くの子ども向け弁当が売られているのを見ているわけだ。
ここで感じたのは、子ども向け弁当はボリュームが少ないのに高い点だ。売れ残りのリスクが比較的高そうだから、仕方ない面もあるのかもしれない。
しかし、高すぎる。
ただ、こう考えれば納得できそうだ。
『子供向け弁当は、子どもが喜ぶというよりは、子どもが楽しく食べる姿を大人が見て楽しむのが目的だ。それなら、高くても売れるのだ』