ここ数日、めげること、落ち込むことが多い。顔なじみのアテンダントさんが辞めちゃうし、他にも自己嫌悪に陥ることが複数。気合が必要な記事を書く元気が出ない。
こんなわけで、今回は、たいしたことがない話。
鉄道好きの人なら、ヒマがあれば行きたくなる場所があると思う。
私は今でこそ、車内販売を利用しながら列車に乗って、外の景色を眺めながらボーッとするのが好きだ。
最も手近なのが首都圏の普通列車グリーン車だ。たとえば、「休日おでかけパス」を使って小田原~小金井間を乗ったり、青春18切符期間なら1日分使って熱海~高崎往復をしたりする。「休日おでかけパス」とグリーン料金と車内販売で買う缶コーヒーを合わせて約5000円、毎週は無理でもまあ払える金額だ。
2008年までは、会社の鍵を持って、誰もいない会社で留守番がてら好き勝手なことをしていた。大晦日でもすることがなければ出社して、テレビ見ながらパソコンで遊んでいたものだ。
これとは別に、私が高校生の時から、めげることがあると、出かける場所がある。年に2~3回くらいだが、なぜか行きたくなって、気分を変えたい時がある。その場所が、ここだ。
この写真だけで場所が分かる人は、まずいないでしょうけど。
ここは、東京都と千葉県の境、京成線の国府台(こうのだい)駅前の江戸川の土手だ。京成線と総武線の鉄橋が、徒歩5分くらい離れてかかっている。
私は高校生2年の9月のある日、気分的に疲れ切り、高校をズル休みした。ズル休みと言っても、先生からの受けは非常に良く、「お前、疲れたら、たまには休んでいいんだぞ」と言われるくらいだったから、堂々と休んだものだ。(もともとマニアックな体質だったから、古典の成績は文系200人中200位(最下位)だったが、衆議院議員511人の名前を全員暗記してたり、高校入学時にキルヒホッフの法則を使えてたりしたから、気合が入った先生たちは「面白そうな生徒がいるぞ」と思ったらしい。)
サボって、どこに行こう?と考えた。ふと浮かんだのは、江戸川の土手だった。ファンだった『さだまさし』が、高校をサボって京成国府台駅近くの江戸川土手の芝生で寝ていたという話を聞いて、行くなら市川市の国府台だと決めたわけだ。結構遠いのに、わざわざ行くことにした。
行ってみると、ホントにのんびりできた。斜面の芝生に寝そべって1時間すると、細かいことがどうでもよくなる。うまくいかなくても、いいじゃん、という気分になる。
全く刺激のない場所だと却って落ち着かない体質だから、5分に1回くらい鉄橋を電車が渡るけたたましい音は、逆に安眠できる。
午後3時過ぎまで充電して、気力をためた状態で、家に帰るのだった。
それ以来、何十年。大人の休日倶楽部パスが利用出来る歳になっても、毎年何回か立ち寄りたくなる場所だ。
真夏と冬は、10分か20分で退却するが、この前10月に出かけて、充電してきた。スカイライナーは走行音で分かったのだが、現在は通らなくなったのが、残念だ。
現在は、スカイツリーも見える。上の写真の左下だ。
近くに総武線も通っている。快速や成田エクスプレスも通るのだが、総武線の近くは何か落ち着かない。横になれそうな芝生も少ない。だから、京成線の近くが定位置となっている。(上の写真は、自動露出だと真っ暗になるので、明るくしたが、イマイチの写りになった。)
12月に入ると、さすがに寒くて土手で横になるのは無理だ。
今日も、総武線の二階建てグリーン車で、車内販売で買ったチューハイ飲みながら江戸川を渡った。土手を眺めるだけでも、充電できたような気がするから不思議だ。
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昨日スマホを買い替えました。店員もNTTドコモのプランの変更もストレス溜まることばかり。
更に、スマホに入れていたアドレス帳は問題なく移せたのですが、ブログのネタを多数打ち込んでいたデータが、吹き飛んでしまったのです。題材が30個くらい打ち込んでいたのですが、覚えていて復元できたのは半分以下。ひえ~。