大人の休日倶楽部パスの利用。 | 車内販売でございます。

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「大人の休日倶楽部パス」の有効利用の方法を、2018年6月に追加しました。

この記事は、こちら

 

 アメーバブログには、ヤフーやグーグルの検索で、どんな言葉を打ち込んで自分のブログにたどり着いたか調べる機能がついている。(もちろん、だれが見たかは分からない)
 「大人の休日倶楽部パス」シーズンが近づきつつある2016年9/27に、検索ワードを見たら、こんなになっていた。
1番・25回・・「大人の休日倶楽部パス  売り切れ」
2番・10回・・「車内販売」
3番・9回・・「里山里海号  車内販売」
4番・7回・・「北陸新幹線  車内販売」
5番・6回・・「九州新幹線  車内販売」
6番・6回・・「こだま  車内販売」
7番・5回・・「大人の休日倶楽部パス  枚数制限」
 圧倒的に「大人の休日倶楽部パス  売り切れ」で、情報を知りたくて検索した人が多い。
 そこで、今回は「大人の休日倶楽部パス」に関する情報を、まとめることにする。

【1】基礎知識
 「大人の休日倶楽部パス」とは、JR東日本の路線全部が、新幹線も含めて乗り放題になる切符だ。
 JR東日本の列車が特急・新幹線を含めて、4日間乗り放題で15000円と激安だ。指定席も6回利用できる。東京~仙台まで指定席で1回往復しただけで21740円だから、その安さが分かるだろう。
  
特色をまとめると
(1)JR東日本管内を4日間、新幹線も含めて乗り放題で15000円と激安な切符だ。
(2)JR東日本に加えて、北海道も乗り放題の切符もあり、5日間で25000円だ。
(3)利用できるのは、50歳以上の大人の休日倶楽部パスの会員だけ。49歳以下は利用できない。
(4) 利用できるのは、1年に3回の決まった期間だけ。2015年度は、次の3回の13日間だ。この期間でないと利用できない。
≪1回目≫2015年6月25日(木)~7月7日(火)すでに終了
≪2回目≫2015年11月5日(木)~11月17日(火)
≪3回目≫2016年1月21日(木)~2月2日(火)


 【2】今回は「北海道用」も発売
 今年の第2回、つまり11月5日からは「北海道用」の発売が開始となる。JR北海道の特急が5日間乗り放題で、16250円だ。
 この想定する客層だが、関東地方に住む客が、北海道まで飛行機に乗り、北海道内を5日間旅行する・・・のは想定していない。発売は北海道内だけで、なおかつ当日発売はしないからだ。
 北海道に住む人が、北海道内を旅行する時に使うパスという位置づけだ。
 実はJR北海道にも、大人の休日倶楽部と似た会員制度がある。「悠遊旅倶楽部」があり、「大人の休日倶楽部パス・北海道用」と同じ金額のパスが、10/14~23に発売される。
http://www.jrhokkaido.co.jp/network/member/yuyujipa/yuyu_privilege.html#toku6
この「悠遊旅倶楽部」が来年27年3月で会員募集を停止し、新たに北海道内でも「大人の休日倶楽部パス」の発売を開始することになった。
個人的な解釈だが、切り替えを促す一つの手段として、「大人の休日倶楽部パス・北海道用」を発売したのだと感じる。
https://www.jrhokkaido.co.jp/press/2015/150909-2.pdf

【3】枚数制限について
 前回7月は、既定の制限枚数に達してしまった。「東日本用」15000枚が枚数制限に達してしまった。「東日本・北海道用」にも同じく15000枚の制限があった。
 7月3日と7月4日利用開始の東日本用は、発売停止となってしまった。↓写真は仙台駅の張り紙。
 
 今回は、7月ほどは売れないような気がする。
 地域によっては11月5日~17日は紅葉が見られるが、日が短い。特に割安感がある首都圏からの「北海道」は、観光シーズンからは外れていそうだ。
 今回の枚数制限は3万枚だが、「北海道用」は道民の会員自体が少ない。また、全体で3万枚の範囲なら、また最も売れる「東日本用」15000円が、約2万枚販売できることになる。
2016年6月20日追加
安くて需要の多い「東日本用」が、昨年の15000枚でなく20000枚前後発売できることになる。だから、2016年6~7月は、売り切れないように思える。最も売れると思われる7月1日、7月2日利用開始のパスも、まだ余裕がある。不安なら、こちらで確認したい↓。

http://www.jreast.co.jp/tickets/pdfFile.aspx?GoodsCd=2243&No=03

【4】首都圏と北海道の往復
 首都圏と北海道を「大人の休日倶楽部パス」の期間に往復する時は、要注意な点がある。
≪1≫朝の「はやぶさ」は満席続き
東京6:32発の「はやぶさ1号」、東京7:36発の「はやぶさ3号」など朝早い「はやぶさ」は、すぐ満席になってしまう。予定が決まったらすぐ席を確保すべき。「はやぶさ」は全車指定席で、自由席は無い。(立席特急券もあるが3時間以上立つのは無茶だ)
もし満席だけど行きたい場合は、東京6:04の「やまびこ41号」で盛岡乗換すれば、指定券なしでも「はやぶさ3号」で新青森に着ける。
 あるいは、「こまち1号」が東京から盛岡まで併結されるが、「はやぶさ1号」よりは空いていることが多いから、盛岡まで「こまち1号」、指定券なしで乗れる盛岡から「はやぶさ1号」に乗ることも考えたい。
≪2≫「白鳥」「北斗」は混雑覚悟
新青森~函館の「白鳥・スーパー白鳥」と、函館~札幌の「北斗・スーパー北斗」は、ぜひ指定券を確保したい。「大人の休日倶楽部パス」期間で客が多いのに、列車の増発増結が少なく、混雑する。
この2つの列車は、「北斗・スーパー北斗」の札幌発を除けば、途中駅で降りる客が少ない。最初座れなかったら終点まで立ち通し覚悟になる。指定券が確保できずに自由席も座れなかったら、私なら1時間~1時間半後の次の列車の自由席にする。
7月に北海道に行った時の話がこちら↓
http://ameblo.jp/syanaihanbai/entry-12044374288.html
2016年6月20日追加
北海道新幹線開業後の札幌行「北斗」「スーパー北斗」は、函館で自由席は埋まると思われる。新函館北斗から札幌行の自由席に座れる可能性は低そうだ。指定席の確保が欠かせない。


【5】指定券の6回を上手く使う
≪1≫快速指定席は別途購入
「きらきらうえつ」「おいこっと」「SLばんえつ物語」などの快速指定券は、520円と安い。6回の指定を使わずに、別に買うと良い。
新幹線の指定券を追加料金で買うには、かなり高い追加料金が必要となる。宇都宮・高崎から東京まででも、2990円もかかる。
≪2≫東京~仙台は「やまびこ」自由席
「はやぶさ」「はやて」は、全車指定席だが、「やまびこ」には自由席がある。停車駅の比較的少ない盛岡発着の「やまびこ」の所要時間を比べてみた。
★東京~盛岡間
「はやぶさ」2時間13分
「やまびこ」3時間18分・・・・1時間05分遅い

★東京~仙台間
「はやぶさ」1時間32分
「やまびこ」2時間1分・・・・29分遅い

盛岡までなら1時間以上の差だが、仙台までならさほど大きな差とは言えないと感じる。
同様にして、東京から長野なら、大きな差はないから「あさま」も利用したい。
★東京~長野間
「かがやき」1時間26分
各停「あさま」1時間52分・・・・26分遅い


【6】日程をうまく利用する
≪1≫飛行機を使う
「東日本・北海道用」は、5日間有効と言っても、行きと帰りにほぼ1日使うとなると、実質3日の観光となる。そこで片道を飛行機利用にすると余裕ができる。
たとえば羽田8:00発・釧路9:35着のJALだと、先得割引で11/10の便を現在12690円で乗れる。これで初日の朝、釧路から旅行をスタートできる。
≪2≫3日の旅行+軽い日帰り
 東京に住む人が、友人と2泊3日で東北の温泉に出かけたとする。4日間有効だから、あと1日残る。
 有効利用のため、軽い日帰り旅行が楽しめる。
 たとえば、東京を午前10時ごろ出発して、長野の善光寺参りして、午後6時に戻り自宅で夕食取ることも可能だ。午前9時に東京を出て、宮城の松島に行って船に乗って観光して、東京に6時に戻ることもできる。
≪3≫日帰り4連発
 宿泊費を浮かせるため、4日続けて日帰り旅行をしたことがある。
東京から長野・新潟・仙台なら片道2時間以内、山形・盛岡なら約2時間30分で行ける。
 電車に乗るのが好きな人なら、今日は長野、明日は山形などと様々な地域に飛ぶのも楽しいだろう。

【7】宿泊する
 去年あたりから、宿の確保が難しくなっている地域が増えていると聞く。「大人の休日パス」期間は、東北の観光地を中心に、宿の確保がしにくい地域が更に増えそうだ。
 私が利用する手法は「観光地より大都市、周辺部」だ。 
 京都が桜や紅葉のシーズンで満員の時は、年間を通して需要が安定している大阪か、近いけど目をつける人が少ない大津に泊まる。
 松島周辺の宿に空きが無かったら、電車で30~40分の仙台、それでもダメなら隣の岩沼市とか、新幹線で22分の福島駅前を探してはどうだろうか。
 私は仙台で空きがなくて、山形まで泊まりに行ったこともある。面倒だから、仙台駅前のネットカフェを使ったこともある。