今日は、「ごみ袋」の話。
車内販売で弁当を買うと、ごみ袋を渡されることがある。
弁当を買うともらえることが多いが、コーヒーセットを買う時も、ごみ袋をもらえる時がある。
この写真↑が、JR東日本でよく見かけるコーヒーセットだ。ホットコーヒーに、パウンドケーキがついて400円のセットを頼むと、ごみ袋があると、有難い。
というのは、細かなゴミが複数出るからだ。
砂糖を入れれば「砂糖の袋」、ミルクを入れれば「ミルクの空き容器」がゴミになる。パウンドケーキを食べれば袋がゴミになる。
全部飲み食いが終われば、コーヒーカップ、またはパウンドケーキの袋に入れれば良いのだろうが、少しづつ飲んで食べる場合は、とりあえずテーブルの上に置いておくしかない。
ところが、いつのまにかミルクの空き容器を倒してしまって、中に少し残っていたミルクがテーブルに、ついてしまうことがある。
車内美化にもつながるので、ビニールのゴミ袋があると、助かる。
車内販売王国・JR九州では、コーヒーだけ頼んでも、ビニールがもらえることが多い。各社、考え方の違いがあるようだ。
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首都圏を走る普通列車グリーン車でも、車内販売を行っている。
弁当は無いが、缶コーヒー、ペットボトルのお茶、ビールなどの飲み物と、つまみ類、パンが売られている。
普通列車グリーン車では、特急のホットコーヒーのように、小さなゴミがたくさん出るようなことはない。だから、ごみ袋の配布は、ほとんど行われていない。
しかし、7月に珍しくゴミ袋をもらった。
私は福島の磐越西線に乗った帰りに、やや落ち込みながら宇都宮線のグリーン車に乗っていた。小金井駅からグリーン車に乗務したのが、凄腕アテンダントさんだった。今まで何度も凄い技を繰り出し、驚かせてもらった「技のデパート」のようなアテンダントさんだ。
今までに、たとえばこんな技を見せてくれた。
「車内料金にするために、両替しましょうか」
http://ameblo.jp/syanaihanbai/entry-11768079784.html
「後ろ向きに車内販売」
http://ameblo.jp/syanaihanbai/entry-11756442255.html
この凄腕アテンダントさんから、ビール280円とカマボコ350円を買った。当初の予定では、大宮で一旦降りて、駅ナカで弁当を購入、そして次の電車に乗ることにしていた。しかし顔見知りの凄腕アテンダントさんだから、そのまま乗ることにした。
そこでチューハイを、もう1杯頼むことにした。
するとゴミが増えるのに配慮して、ビニール袋を渡してくれた。そのビニール袋が、この写真だ↓。
キチンと三角に折って、常に携帯していたのだ。必要な時に、パッと取り出せるようにしていたわけだ。
必要な時に「ごみ袋を持ってまいります」では、時間も手間もかかるため、小さく折って、すぐ渡せるように常備していたのだ。
ゴミ袋を常に持つということは、「技」というよりは、「心構え」の領域だろう。このような素晴らしい「心構え」を持つアテンダントさんが在籍しているのは、非常に嬉しい。