最後に「くろしお」に乗ってきた | 車内販売でございます。

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 JR西日本で最後まで車内販売を続けてきたのが、「くろしお」だ。残念ではあるが、この3月14日のダイヤ改正で、車内販売が消滅する。

 昨年8月末に、「くろしお」に乗って車内販売を利用してきたが、JR西日本の在来線特急での車内販売最後の日が、来月に近づいたのを機に、最後の車内販売を利用しに行くことにした。



 乗車したのは、新大阪7:03発の「くろしお1号」新宮行だ。

 この前の日に、「スーパーはくと」で、先頭展望席に座って、迫力ある走りを見たが、この日もオーシャンアロー車両のグリーン車にすることにした。



先頭の席は、すでに埋まっていて、鉄道マニア風の乗客が陣取り、ビデオカメラを回していた。
 何列か後ろでも、迫力ある展望だ。


 グリーン席は、3列シート。ゆったりした座席だ。今回は、白浜まで乗ったが、2時間半ほどの乗車で、普通車指定席と比べて約2200円増しというのは、高くないと感じる。


 紀勢線は、カーブが多い。カーブを高速で入るから、こんな感じ↑に見える。


 オーシャンアロー283系車両の特色は、展望ラウンジがあることだ。海のほうほ向いている。自由席で他の客の隣に座るのが嫌で、長時間座っている学生風の男がいたから、反対側の写真は自粛した。


 車内販売だが、「くろしお1号」は、新大阪から和歌山までは車内販売がない。和歌山からワゴンが乗る。

 朝早い時間だったこともあり、弁当は無かった。(私は魚の寿司は、弁当と認めない)

 パンダのシールつきのワゴンは、3月13日でなくなってしまう。


 私は、ランチパックセット450円を購入。単品の値段は教えてもらえなかったが、ほとんど安くなっていないような気がした。

 それでも、ホットコーヒーは、美味い。50円引きのチケットももらった。

 オーシャンアロー車両には、飲み物の自動販売機がある。補充の関係もあるから、3種類しかないのも、仕方ないかな。




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 白浜駅で降りて、観光せずに次の「くろしお14号」で新大阪まで戻る。車両は、古い381系だ。

 

 紀伊田辺から乗ってきた販売員は、往きの人と同じだ。

 朝っぱらからビールと、めんたいチーズあられを買う。変わったものを買いたかったのだけど、私は「チーズ」も「めんたいこ」も好きではないのに、何で買っちゃったのか、自分でもよく分からない。

 この「くろしお」は、指定席の一部が、パンダシートになっている。記念撮影用だから、この席の指定券は販売されない。

 私もパチリ。私がパンダの写真を撮っているのを見た中国人観光客は、面白いものがあると気づき、何枚も撮影していた。中国ならホンモノも多いのに。ちなみに、今回の乗り鉄では、中国語を話す人を約10グループ50人くらい見たが、迷惑と思えるようなことをしている人は見かけなかった。



 帰りの「くろしお」は、日根野を通過したあたりで、最終販売に回ってきた。ワゴンが通過してから、先ほどの販売員とは別の人と気づいた。後ろから見ても、身長と髪型が違うから、別人と分かるのだ。和歌山で交代したらしい。

 しまった、別人ならポカリスエット1本でも買いたかったのに。


 3月13日で車内販売が終わる。このワゴンは、もう必要なくなってしまう。処分するのかな? でも、必要としているローカル線があると思う。ワゴンは特注品だから、第三セクターが1台注文するわけには、いかないのだ。若桜鉄道や肥薩おれんじ鉄道あたりなら、今後有効活用できると思うのだが。