４月に入り、大きな捜査も一段落。
ミケットと二人、新作
「ペンタゴン ・ペーパー／
最高機密文書」を
見ることにした.
映画館に着くなりミケットとは
すぐに目で会話。
「もちろんあれ！
ハーフアンドハーフ」
「コーラゼロ！」
「ういっす！」
普段は宇宙船とか
ロボットとか以外は、途中で
眠気がくるミケットが、
驚くほど食い入るように見てた。
「お前、政治に興味あったのか？」
「うーん、コピーとってるの
大変っすよね、、今は
メールでばーんって送信だし、
保存ボーンってできるし、、とか
そんなの考えたら昔の人って無駄って」
「そりゃ時代だ、、それを味わえよ」
見終わってロビーに出ると、
珍しい顔にばったり。
「ブンさん。珍しいところで会うね。」
マズル刑事が声をかけた。
「誰っすか？」
ミケットがつつく。
「ブンさんがなんで映画に？
俺らの情報を追って？」
「そんな馬鹿な、、」
（説明しよう）
彼は毎朝新聞の敏腕記者、ブンさん。
マズル刑事とは旧知の仲である。
「ブンさん、こんなところで
映画見てサボってていいのか？」
「息抜きのつもりで来たんだが、
メディアのあり方を考
えさせられたよ、、、」
「いい映画だったな」
「そうだ、偶然会ったついでと
言っちゃなんだが、
例の件、明日うちの新聞で
書かせてもらうよ」
「ブンさん！あれは書かない約束だろ！」
「そうっす！約束したっす！」
「マズル刑事、報道はな、
権力側じゃなくて
市民の側に立つんだよ」
「影響されてる！
もう映画に影響されてる！！」
次の日の朝、ミケットが
走りこんできた。手には新聞！
「マズル刑事！
本当に載ってるっす！」
「あああああ、、、」
「もう～
店が混んじゃうから、やめてって
言ったのに～」
「くそお、、これでもう、
あの店も、大混雑だ、、」
「あいつ、常に俺の大事な店を」
「俺たちが流行りのランチに敏感なのも
掴んでるっすからね、、」
大事に温めてきた
俺たちの大好きなオムライスの店を
新聞に書かれて、おかんむりな二人。
映画「ペンタゴン・ペーパーズ」は、
オムライスの店情報どころじゃない、
すっごい最高機密文書が出てくる映画。
時代背景は、かなり昔だけど、
実話だからドッキドキです。
マスコミと政治、
報道と圧力、
新聞社同士の競争心！この辺りが、
すごいですから、ぜひ見てくださいね。
さて、怒り冷めやらぬ二人、、
「でも、ブンさん、
みんなの大事な店をかなり
記事で載せてきてるから、
相当の恨みはかってるはずだよ。
署長もお気に入りの立ち食いそばを
掲載されて、もうあそこ長蛇！」
「今度、めちゃまずい店を
うまいって嘘の情報流すっすか？」
「お前、情報操作はやめろよ」
............マズル刑事のオススメ映画..............
「ペンタゴン・ペーパーズ／最高機密文書」
1971年、ベトナム戦争が泥沼化し、
アメリカ国内には反戦の気運が高まっていた。
ニクソン大統領政権下で、ベトナム戦争を
分析・記録した国防省の最高機密文書
「ペンタゴン・ペーパーズ」の存在を
ニューヨーク・タイムズがスクープ。政府の
欺瞞が明らかにされる。ライバル紙でも
あるワシントン・ポスト紙は、亡き夫に
代わり発行人・社主に就任していた女性
キャサリン・グラハムのもと、編集主幹の
ベン・ブラッドリーらが文書の入手に奔走。
手に入れることに成功するが、ニクソン
政権は記事を書いたニューヨーク・タイムズの
差し止めを要求。新たに記事を掲載すれば、
ワシントン・ポストも同じ目にあうことが
危惧された。記事の掲載を巡り会社の
経営陣とブラッドリーら記者たちの
意見は対立し、キャサリンは経営か報道の
自由かの間で決断を迫られる。
トム・ハンクス、メリル・ストリープ共演。
スティーブン・スピルバーグ監督の、
実話を基にした社会派
ドラマに、マズル刑事も背中ゾク！
公式サイトはこちら！
http://pentagonpapers-movie.jp/
新作映画紹介！
アカデミー賞受賞作！
シェイプオブウォーター
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グレーテストショーマンの記事はこちら！
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お知らせ！去年末、
マズル刑事ラインスタンプ
第３弾出ました！！
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