ベレンという言葉が、キリスト教のベツレヘムから産まれた言葉だと言うことを聞いて目から鱗でした。
ベレンの塔
ベレンの塔
ベレンはアマゾン川河口にある大都市と同じ名前だ。山上さんによれば、ベレンとはキリストが誕生したベツレヘムにちなんでいるという。
バスを降り、太いオリーブの古木が植わっている公園を歩いて、ベレンの塔に到着した。5時00分。この塔は1502年にバスコ・ダ・ガマを記念して作られ、全面に彫刻を施したマヌエル様式である。テージョ川を出入りする船舶を監視する要塞だったが、その後監獄としても使用されている。5時18分出発。
リスボン観光
時間があったので、明日行うはずの市内観光を済ませてしまうことになった。テージョ川沿いには、芝生と桜の木が数本植えられた、それらしくない日本庭園が造られている。
19分、発見のモニュメントを見る。発見とはヨーロッパ人が、未開のアジア・アフリカ・中南米を見つけてやった、という見下し目線での言い方ではないか。到達というべきである。それらの地域では、ヨーロッパより遙かに高い文化を持っていた。例えば、ガマがインドに持っていったお土産は“みすぼらしい”とインド人に馬鹿にされているのだ。
このモニュメントには、エンリケ王子、アルフォンソ5世、ガマ、マゼラン、ザビエルなどのレリーフが彫られている。5時35分出発。
鉄道と平行する道路を走り、4月25日橋の下をくぐってからヨットハーバーの付近を通過し、市街地の細い道やスペイン大使館の前を通って、6時18分に“エドワルド7世公園”より夜景を見てから、6時36分にホテル“Marriott”に着いた。
ホテル マリオット
ホテルマリオット
ホテルマリオットはレベルとしてはかなり良いホテルだ。
入るとロビーが混雑している。何でも、薬学の学会が行われるようで、ホテルのロビーには黄緑を基調としたパネルがたくさん貼り付けてあり、臨時の受付も作られていた。このホテルも宿泊や会場の1つになっているようだ。
ようやく、山上さんがチェックインを済ませてから「皆様、それでは鍵をお配りします。今日の夕食は7時30分からです。レストランは地下にあります。明日は一応7時にモーニングコールをお願いしてあります。朝食は6時30分からできますから、モーニングコールは出なくても大丈夫です。出発は9時ですから余裕があります。」と連絡を受けてから鍵をもらい部屋へ移動した。
6時57分に、401号室に入った。洗面所は良い。ベランダが付いているが、窓から自動車のエンジン音が入ってくるので、気密性は良くないのだろう。部屋や洗面所には装飾タイルの“アズレージョ”が貼り付けてあり、雰囲気が出ている。アズレージョの色は柔らかく気持ちを落ち着かせてくれる。時計が7時20分になったので、レストランへ移動することにした。
夕食
地下へ下りると、どこがレストランか分からない。ウロウロしていると山上さんが案内をしてくれて着席。今日は2テーブルでの食事になった。
銘柄不明のビール シーザーサラダ
鶏胸肉のグリル プリンのカラメルソースがけ
メニュー
飲み物は銘柄不明の大ジョッキ400cc 4ユーロ
すっきりとして甘い感じがする。スペインとは違いこちらの方が日本人向きかもしれない。
①前菜 シーザーサラダ(レタス、クルトン、削ったチーズ、ドレッシング)
レタスは少ししんねりしていてパリッとした感じがない。ドレッシングにはニンニク味が入っている。パンは無漂白で硬そうな感じがしたが美味しい。
②主菜 トリ胸肉のグリル ニンジン、ジャガイモ、ブロッコリー、レモン、インゲン、パプリカ、カリフラワーを付け合わせ
油分が多く、塩分も多い、野菜は硬めだがやむを得ない。量は少し多すぎる。鶏肉はパサパサで不味いが、これもポルトガルだから旨いと思い、硬いのも味と思えばよいのではないだろうか。
③デザート 四角いプリンのカラメルソースがけ
テーブルには塩と胡椒を振りかける容器が置いてあるが、同じ容器なのでどちらが塩だろう。見ると塩や胡椒が出てくる穴が塩は“S”胡椒は“P”に開けられているではないか。これもしゃれている。
話が弾んで8時50分終了。ビールの代金を払うときのことだ。代金4ユーロに対して10ユーロ紙幣を出しても6ユーロのおつりをくれない。すると10ユーロ紙幣を2ユーロコイン5枚に両替して返してくれた。そして4ユーロを支払った。おつりを出すのが面倒なのか、計算が苦手なのか、会計の不正を防ぐためか、とにかくこのような計算は欧米では良くある話しなので、おもしろいと思ってみておこう。
401号室
明かりが少ない401号室
部屋に戻ったときは9時20分になっていた。昨夜は、体調を壊し、疲労も大きかったのでシャワーも浴びずに寝てしまった。今日は荷物の整理をさっさと行って、たっぷりとシャワーを浴びて眠ることにしよう。どこのホテルもそうだがバスタブとシャワーの併用は足下が滑りやすくシャワーの使い勝手が良くないので、注意しないといけない。
昔、英語の授業で Columbus Discovered America.と習った。
今思うと、腹が立つ。実はコロンブスよりも遙か前に、北欧のバイキングがアメリカ大陸に到達していたのだ。
スペイン・ポルトガルはこのような目線でアジアや中南米を見ているようだ。