わたくしが若いころ
「あのかたは育ちがいいから」
「育ちがちがうわねぇ」
と なにを基準に言うのか
わかりませんが
庶民っぽくないひとを
そのような言葉で
表現していたものです。
最近では 本屋さんで
「育ちがいいひと」 といった
タイトルの書籍を
良く目にします。
では
いったい
「育ちがいいひと」 とは
今の時代で言ったら
どのようなひとなのかしら。
けっして
「裕福な人」 という意味ではないです。
今の時代。
お金の有る無しではなくて
躾を身に付け
常識をわきまえられるひと
であり
それは
環境から作られる
バランス感覚
によって
知らず知らず
磨かれていった感性です。
足し算もできて
引き算もできる。
物事を立体的に
眺めることができて
水のように
形をかえることもできる。
本人も気付かず
身に付いている
感性です。
育ちがいいひとは
「おれって育ちがいいからさ
など 決して言いませんし
本人気付いてないから
にじみでてしまうのね。
だから
育ちがいいってことなのよね。
服装って
第一印象を
良くも悪くも左右してしまうもの。
年齢がそこそこ行ってるのに
「好きだから」という理由で
いつまでも
お若いかたが着るような服装を
選んでいたり
ヘアメイクも
何年も同じメイク方法で
若いころのまんまだったり
髪も
コンディション悪いのに
長い髪をパサつかせていたり
そうではなくて
・シーンにあった服装選びができること
・清潔感があること
・華美にならないヘアメイクができること
・引き算もできるバランス感覚
このような事が
自然と身に付いていることが
望ましいです。
どんなシーンでも
こころに余裕があるから
・些細なことで腹をたてない
・食事のマナーが身に付いている
・流行り言葉は遣わない
・常識をわきまえている
・所作が丁寧で指先まで綺麗である
たまにいらしゃるのよ
「いいじゃないのよ！ 少しぐらいさぁ・・」
などと
ご自分の悪行は棚に上げて
主張だけは とことんなさるかた。
そのような非常識人を
許してしまったら
大変な事になってしまうわ！
食事のマナーもね
シーンにあった食べ方ができるひと
フォーマルでも
居酒屋でも
雰囲気を壊すことなく
合わせられる柔軟さも
持ち合わせているわね。
大きな声は慎み
「それ ○○なヤツーー！」
など 言いません。
「ヤツ」 はやめましょ？
「ヤツ」は。
人を卑しめる時に使ったり
物事をぞんざいにしてしまう
言葉です。
諦めるところは
諦め
無理な主張はせず
それでいて
損得関係なく
分け与えることが
さらっとできてしまう。
所作が丁寧で
周りのかたへの配慮も
当然身に付いていて
それが当たり前すぎて
わざとらしさのかけらもないの。
これも
とても大事な事で
椅子に座っている姿ひとつみても
歩いてる姿を見かけたとしても
だらしないひとなのか
ちゃんとしているひとなのか
なんとなく 伝わりませんか？
ソファは確かに
座りづらいです。
だから
自分の座り姿勢を
自身に染み込ませておかないと
だらしなさ 出ちゃいます。
歩き姿もまた同じで
ドタドタ
ドスドス
歩いていたら
数年後には
余計なお肉がついて
階段を嫌い
エレベーターやエスカレーターを
探すひとになってしまいます。
いつ
誰が
どこで
あなたを見初めるか
わかりませんよー。
出会いは突然なのですもの。
ちなみに
ふと 入ったレストランで
見初められて
ご結婚されたかた
たくさん いらっしゃるのよ。
その時だけ
取り繕ってみても
デートをするたび
のちのち 苦しくなるの。
産まれ落ちた事実は
変えられないけど
育ち
はどうとでもなるの。
深層のご令嬢が
暴走族に憧れて
レディスになることもできますし
高校を中退してしまい
金髪カーリーヘア
シンナーで前歯が溶けて
やさぐれていたけど
これではいけないと
自分で気付き
猛勉強の末
働きながら二部の大学を卒業し
歯もきちんと整えて
誰もが知っている世界的
一部上場企業の社長秘書になった
ひともいっらしゃいます。
ね！
良くも悪くも
どうとでもなるの。
自分の気持ちさえ
変われば。
清潔感ある装いや
落ち着いた所作
公平な態度
凛とした姿勢、歩き姿
これらは
全部
今から
自分を変えられます。
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キャサリン妃だってプルプルしながらも頑張っているわ 男性は傘で素敵にご自身の演出を 自分磨き まず両手でお渡しする所作から意識してみて 令和の若きトップアスリート 強いだけでなく礼儀正しくて既に超一流