「誰も小さい連中の事を気にしない。
ヘビー級がビジネスそのものを握ってる。
俺たちの時代はまだマシだったよ。」
—ウィリー ペップ
パウンド フォー パウンドは
偉大なレイ ロビンソンを讃える為に生まれたが、
ヘビー級全盛期においてロビンソンはライト級からライトヘビー級までを遍歴したようにヘビー級ではないにもかかわらず最大限の尊敬を集めえた存在に対しての処置なわけであり、その時に生まれたロジックに取り残される結果となったライト未満、つまり、「軽い」級よりも下の階級であるフェザー級のペップ
が放った言葉である
オンス フォー オンス
長いスポーツなりボクシングの歴史においては新しい概念であるP4Pとそのロジックにすら軽視されたのかもしれないライト未満階級。
そこに現れたミニマム級などの新参階級。
この新参階級枠では他の階級と違い歴史に名を残すオールタイマー達が時間的にはすぐ近くにいて、例えば各階級のオールタイマー達の話をする時我々は昔話や伝説の領域にすら踏み込む事もあるが、新参階級に関しては謂わば生ける伝説達の世界なわけである。
そして歴史の無い新参階級だからボクシングの質や競争の質は低いのか?そんな事はなく、オリジナル8の時点で既に階級の細かく的確な分類はそれで十分という程でき上がっていたかもしれないが、現在は階級が余りに多い為に敢えて三等分にしてみると
現実主義的なハードパワーゾーンの
ヘビー級を頂点とした
最強ゾーンの重量級
ロビンソンから始まり
TBEを名乗るメイウェザーのプロボクシングキャリアの終焉まで長らくウェルター級を中心としてきた
p4pゾーンの中量級
公的にはロマチェンコやロマゴンや井上の出現までは
超にも脱にも現実主義的でもp4p的でもなく、
冒険的で敢えて言えば
オンス フォー オンス ゾーンの軽量級
今までなら
ライト級未満P4Pで
オールタイムでなくこの2,30年枠なら
リゴンドー>全員だったが、スティーブンソンがきた。が、もうライト級に上がるようで
ライト級はデイビス?にガルシア、ロマチェンコにヘイニーとそこにスティーブンソンが加わるとなると
とんでもない熾烈さである。
おまけ