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ボクシング原理主義

ボクシングの原理原則に則っとりながら技術論や方法論を分析考察。技術や意識の向上を目指したい、いちボクサーの見識メモ。
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戦争は戦争だ
蝨は蝨だし
爆弾は爆弾だ

しかし
戦争もまた変革していく

最初の近代的戦争であった
第一次世界大戦が
人類の想定を遥かに超えて
失われた世代という断絶と空洞からなる
ひとつの歴史を生み出したように
沢山の発明や社会構造の革新のみならず
それはやがて文学や心理学を発展させ
あらゆる精神を加速させた。

このようなロマンスやイノセンスやペシミズム
或いは希望やダダは戦争の本質や正体や結果というものについてまるで生命のように夥しく発生し
永劫における死を核心的なまでに浮かび上がらせるのではというほどの思わせぶりである。

ボクシングなども
何かそういう雰囲気を纏っている気がしないでもないのだが、、

カネロ 対 ビボル


単純なパワーや体圧だけの重量級では逆手に取られてカネロターンが発生してしまう傾向にあるが

ビボルはピンポイントボクサーパンチャーである。

打たれ強さもある足を使うボクサーで
パンチ力も破格ではないが十一分にある。
肉体も強靭で常にリズムをとるのも非常に教則的であり、相手からすればある意味で読み易いかも知れないが詰め辛いはずである。


対戦してきた相手もカネロほどではないが強敵ばかりであるが、カネロは自分より大柄な相手に慣れているがビボルが自分より小柄な相手とどうなのかはわからない。

ビボルのオフェンスにカネロのディフェンスはどうなのか?カネロのオフェンスにビボルのディフェンスはどうなのか?となるが、お互いカウンターパンチャーであり、ディフェンス面ではカネロに大きく分があるがカネロが下がった時カウンターでビボルを倒したり失速させたりするのは想像しにくく、出て行ってボディで削っていくというふうになりそうだが、ビボルのカウンターを貰うと普通に効いてしまいそうでもある。

お互いフェイントの掛け合いに終始する可能性も高いが、そういう展開を壊して前進し易いのはカネロであり、やはり判定では勝てないのでビボルは倒さなければならない。

ビボルによるマルケス並みのコンビネーションカウンターに期待したい。







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