メイウェザー対マグレガ―、コット対亀海、パッキャオ対ホーンとボクシング界の伝説達が晩年にして自分達より若く体格も一回りも二回りも大きい選手たちと試合し、相手は勿論目の前の勝負だが、それを捌いたという印象の試合。
メイウェザーはマルシアノの記録を越えた(事になるのか?)のとイベントの規模や二つの競技の垣根を越えたみたいな事をやって引退宣言。コットも次で最後宣言。パッキャオは未定だが、トレーナーから引退勧告。
レジェンンド三者ともより純粋に技術と作戦で試合に取り組むという老獪さで結果を出すんだからやっぱり本物。メイウェザーのスキーマスクもホプキンス意識してる感じでした。
パッキャオを破ったホーンはやはりはボクシング能力が高かったし理解力である意味作戦勝ちしたのに比べてマグレガ―と亀海はそれぞれが自らがこれだという戦いの要領にのめり込み過ぎた方法をボクシングの枠に当て嵌めた感が色濃く出ており、ボクシングの作戦力で負けて技術差がもろに影響してしまう結果に。
勿論、練習・試合する場所、国によって視点は変わると思いますが、やる側みる側お互い盲点は作らないほうが良いですな。まぁその絶え間ない葛藤の中で均衡保っていくというのがボクシング、ひいては人生のおもしろさであり、むずかしさでもある、と言えますかな。
自分の採点ではメイウェザー対マグレガ―は初回以外は全部メイウェザー、コット対亀外はほとんどコットのフルマーク、パッキャオ対ホーンは多分ドローか僅差でパッキャオ。
アンダーのTMT勢強かった。タンクやっつけ過ぎでしたが、ジャックとタビチは見事な出来。今回の試合こういうお披露目の意味合いのがおそらく強かった気がしますな。
なんだかんだで
ゴロフキン 対 アルバレス
というビッグマッチが控えてますな。
ボクシングファン的にはこっちがメインで、レジェンド達が去る今、ボクシングの顔となりうるのはこのアルバレス。
攻めるゴロフキンと待ちのカネロ。
ゴロフキンが無理やり来たらカネロがボディ効かせてコンビネーションやカウンターで追い詰める画も浮かびますが、ゴロフキンがいつもみたく無理矢理仕留めに来ずに勝負に徹した場合距離が長いゴロフキンがリードで崩してノックアウトする気もする。
ところでジョセフ・ディアスがこのままゲーリー・ラッセル指名挑戦者になる感じですが、これ実現したら凄い良いタイトルマッチですね。
おまけ