「人生とはまさに炎のようだ。
上へ上へと燃え上がろうとするけども、燃やしている何かから離れられないのである。
ボクシングとはそんな火の上にかけられた舞台で繰り広げられる形而下の現象。
どうしても科学で認識され芸術と収束されるのである。
そんな訳でいよいよ」
ゲンナディー・ゴロフキン
対
その凄まじい戦績(29戦全勝26KO、王座を連続KOで10度防衛しスーパー王者に格上げ)とは裏腹に対戦してきた相手のクオリティーによって未だにその能力を疑問視する意見も多い。」
「ただゴロフキンの場合、
そこらじゅうによくある質に乏しく量だけ多い戦績の水増しではなく、その強さのあまり対戦拒否が続く中で実力者と対戦する事で力を証明し人気と支持を得たのである。
元アマエリートでアマ戦績は345勝5敗と凄まじくオリンピックで銀メダル、リゴンドーやララと違うのはやはりその
ファイトスタイル。
キューバ勢が塩辛いアンチョビならこっちは甘ったるいアンパンというくらいに勇猛である。
顔がぬれて力がでない事はなく、
むしろそこから相手をワンパンチしてしまうくらいブルータルな
現在多くにミドル級最強と目されていますが、今回は過去最強の挑戦者を迎える。
現在ミドル級でトップ三本の指に入る選手は勿論ゴロフキンと、
キャッチでですがミドルを制したミゲール・コット、
アスレチックなディフェンスタイプという難敵
アンソニー・ムンディンに復讐し
ダレン・バーカーと熾烈な接戦を競った折り紙つき。
スタイルもゴロフキンに劣らずテクニカルでいて果敢というボクサーファイターで、ゴロフキンがアンパンならゲールはパティシエといえるほど強いと思う。
セルジオ・マルチネスがキャッチでコットに敗れてバーカーが引退した現在、実質ミドル最強の二人が対戦するわけで、今回の試合が両者にとってキャリア最大の試合である。
しかもこの二人はアマチュア時代に対戦しており、舞台はなんと天下の台所、大阪。
ジャパニーズキッチンではアンパンに軍配が上がったようですが簡単な試合ではなかったようです。今回の舞台もヘルズキッチンで有名なニューヨーク。
・・・地獄のアンパン
対
流しのパティシエ・・・。
とりあえず予想はパンチャーとして格上のゴロフキンがKOで勝利。
とりあえず激闘の予感がしますな。」
おまけ