オフ・ザット | ボクシング原理主義

ボクシング原理主義

ボクシングの原理原則に則っとりながら技術論や方法論を分析考察。技術や意識の向上を目指したい、いちボクサーの見識メモ。
おまけ機能搭載

 

「第三者参加型フェイス・オフ!」

 

 「純粋な一個の人間の健気な期待も予想も、色んなところでオフ・ザットされ気味です。


マリナッジポーターララ判定勝利

ビカディレルスプリット・ドロー


リゴンドーマクリンクラリィ判定勝利
カークランド6回TKOで内容的にも完全復活!



全体的にカウンターパンチャー勢が劣勢となる結果となった。


・・・勿論、

 

を除いてだが。」
 


「大体の内容ですが、



サキオ・ビカ 
対 アンソニー・ディレル

ビカは失格ギリギリのところで『関係ねぇ!』と言わんばかりばかりのファイトスタイルであり、
ディレルは試合を優勢に進めるものの失速が始まると、『先手は取ってるから良いんだ』とアマチュア発想で優勢を決め込んでは逃げる方なので、この結果だ。

ドローなのでビカがタイトルを防衛。
確か5ラウンドにビカがダウン、更に11ラウンドにビカから減点と普通なら判定を落としそうなものだが、スコアは114-112、110-116、113-113。

ディレルの小賢しい態度がビカの普通ならラフすぎてダーティな姿勢を美化する形となった・・・。




エリスランディ・ララ  オースティン・トラウト

正規タイトルを賭けた試合であり、このタイトルの勝者とスーパー王者であるメイウェザーの対戦の可能性も指摘されていた一戦。

第11ラウンドにララがジャブをスリップしたトラウトのコメカミにクロスを当てて痛烈なダウンを取る。スコアは118-109、117-110、117-110と大差。

相手に積極的に攻めてもらう方がやりやすいカウンターボクサーであるトラウトを、ララが距離を一定に開けておく事で攻略した。ディフェンスをそのまま攻勢に運用できるリングジェネラルシップの有無がトラウトとデミトリアス・アンドレードを分ける大きな要素だろう。




ショーン・ポーター 対 デボン・アレクサンダー

ポーターは今回スパーリングパートナーにデミトリアス・アンドレードを迎えて万全の備えでやって来た。ポーターとアレクサンダーはアマチュア時代に子供同士対戦していて、その時はアレクサンダーが勝利したようだ。

内容的にはやはりカウンターパンチャーであるアレクサンダーが大きく劣勢で、アレキの『カウンターを取る間』というのを完全に見切っていたポーターが再三強打を直撃させた。

作戦通りの内容だったのか、ポーターの動きは接触後のもつれ合いで規則正しくレフェリーのブレークを呼び込む動作まで連結されていた。おかげで腹をアレキサンダーに簡単に打たせ続け、後半失速。それでも圧倒的優位は揺るがず、スコアは116-111,117-110、117-110。

アレキサンダーはスタミナがあるので後半盛り返して来た感があったが、有効打に欠ける印象。メイウェザーの対戦候補だっただけに痛々しい敗北。

ポーターは狙い済まして当てるパンチで何度もダウンを取れそうなダメージを与える事ができ、攻撃の精度と慎重にそこまで働きかける堅実さがあるが、打ち終わりなどの攻撃中のディフェンスはやはりゆるい感じがする。自身初のタイトルとなるIBFウェルター級タイトルを獲得!




ポーリー・マリナッジ 対 ザブ・ジュダー

序盤調子の良かったザブは第2ラウンドにスリップ気味のダウンをスコア。

実はこれ、
ジュダーの得意技である。

そのままいつもどおり失速。
驚きのスタミナと手数の無さでマジックマンされる。
時たま声を上げそうなカウンターを交差させるが、これといった驚きもなくフェードアウト。
スコアは116-111,117-110,117-110。

マリナッジはメイウェザーとカマチョを併せたようなパンツだったが、それの向きがずれてファウルカップと下着が奇抜な感じで丸見えの状態でラウンド丸々戦った回があった。

それを気にもしないというように集中力が高いですが、一点集中型のポッドショットがメインの二人の差を生んだのはスタミナと手数。

正直マリナッジもスタミナがあるとは思えないけども、疲れていても頑張れるマリナッジとそうではないジュダーの意思力の差もあったように思う。

ジュダーの弱点はプレッシャーであるが、マリナッジにはそのプレッシャーが無い。
ところがマリナッジにはブローナーのプレスを受けながらも連打が利く思い切りと手数がある。」




 「このように、『間を取る』カウンターパンチャーがその間を壊された時、このレベルで試されるのは常に手を出し続け展開を修復させられるだけの『スタミナ』。


アレキサンダーにはそれがあったが、前回の試合と同じく元通りにするべき『距離感』自体を喪失してしまっているので、今回はポーターにペースを握られたまま完敗だった。

トラウトは精神的なスタミナというか集中力があまり持たないタイプのような印象だったし、
自分からの攻めがここまで無いのを暴露されては今後強豪を相手にするのは難しそうだ。

ギレルモ・リゴンドーにいたっては、
難なく攻めるし、疲れないし(むしろ退屈そう)、黒光りしているしで
正に彫刻のような完成度だ。

アグベコは、金は貰ったので後は怪我だけせずに帰れるようにするのが今日の仕事だったようです。なんだかいつぞやのモズリーみたいでした。」




おまけ