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ボクシング原理主義

ボクシングの原理原則に則っとりながら技術論や方法論を分析考察。技術や意識の向上を目指したい、いちボクサーの見識メモ。
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 「瞬きする間に移り変わる全て。

ボクシングも例外ではない。

世代が違えば人種も違って思えるように、世代が違えばボクシングも違う。


そんな瞬きする間に移ろい行く世界で、瞬きもせずにスポーツを日々眺め試合を見守る人達がいる。


スティーブ・スモーガー氏に並んで有名な敏腕レフェリー、
ケニー・ベイレス氏のインタビュー。


この方は癌と闘病しながら現在の地位に登りつめたという不屈のレフェリーである。


パッキャオ対マルケスⅢにドローをつけたジャッジ、
ロバート・ホイル氏。



最近はレフェリーとしても活動するためにメイウェザージムでレフェリングの練習を積んでいるそうです。




試合中良くみると、文字通り瞬きしないこの二人。」



モハメド・アリ


I'm BIGGER than Boxing!(私はボクシングそのものより有名だ!)』という言葉が有名だが、実際にそうではないだろうか。

ボクシングを観た事が無い人もアリやタイソンを知っている。
これらの人が彼らをリスペクトしたとしても、スポーツを尊敬しているからではない。

このようにアリやタイソンのように、
ポリティカルであったりビジネスとしてスポーツそのものを凌駕するネームバリューを持った存在がボクシングには現れた事があり、彼らの方からスポーツ自体に与える影響も計り知れないものがあるだろう。

一般に対してはボクシングのスタイルや雰囲気といったイメージを植え付け、選手達には新しい有効性などに対する観点を開かせ、オフィシャル達にはもしかしたら新しい評価基準を設けさせるのかもしれない。


よく世代が違うボクサーやトレーナーやファンの中には、それぞれボクシングから眼を離している間に生じた様々な変化についていけない場合が非常に多いように思える。

見たことも無い以前のボクシングや、逆に新しくなったボクシングを観た時、理解出来ないそれである。」


「白黒映像なんかは現代のものと違って『臨場感』が伝わってきにくいので、余り観直されたり評価されたりし難いね。

ところで、アマチュアボクシングではレフェリーを利用してロープから脱出するテクニックというのを教えられる。『レフェリーの後ろを取る』という法の網目を縫うようなものだが、実際にこれが活用されているの観れるのは珍しい事である。


11分34秒手前から。
カザフスタンの選手で確かオリンピックメダリストの筈である。
終始翻弄されている相手は、当ブログでは何度か名前を出しているエロール・スペンスJr
これからのウェルター級で最注目の選手である。


・・・
『ボクシングより大きい存在』の出現によってボクシングというスポーツが触発され、それが必ずしも良い事ばかりではないにしても、やはり公式がしっり役目を果たせばボクサー達の流れもそれに応じてゆくのであろう。

健全なオフィシャルとボクシング
切っては成らない仲であり、ボクシングファンとしてもオフィシャル達の意見を参考にして試合の流れに注意したり採点を付けてみる事でボクシングをもっとよく楽しめるかもしれない。」


おまけ