マッチョ対決:ブラッドリー対マルケス | ボクシング原理主義

ボクシング原理主義

ボクシングの原理原則に則っとりながら技術論や方法論を分析考察。技術や意識の向上を目指したい、いちボクサーの見識メモ。
おまけ機能搭載

 

 「今週末はビッグマッチ、ティモシー・ブラッドリーフアン・マルケス

ボクサーとは思えないくらい筋骨隆々のお二人ですが、実はカウンターパンチャー対アウトボクサーのボクサータイプ対決です。しかもお互いP4Pに名を連ねる実力


 

ティモシー・ブラッドリーは戦績31戦全勝12KO。


鍛え抜かれた肉体の持ち主でなかなかの技巧派。

自分の腹筋を撫でるブラッドリー。

 
子供に腹筋を数えてもらうブラッドリー。



デボン・アレクサンダーとの無敗対決を制した時からスター選手の仲間入りを果たし、パッキャオ戦はとても物議をかもす内容で勝利しが、その事が彼とCJロスさんのキャリアに大きな打撃を与えた。(実際パッキャオは手を出さなかったり有効打にとぼしったし、物議をかもす内容だったとしても必死に戦ったブラッドリーのような立場の選手への評価は不当に思える。CJロスさんにしても、仕事の良し悪しはともかく、一人の女性に対しての集合的弾圧は目に余るものがある・・・。メイウェザー対カネロはアレだったが、パッキャオ対ブラッドリーはあんな見方もあるだろう。)

その後のプロボドニコフ戦では精神面での悪影響から捨て身のファイトを展開しあわやKO負け寸前まで追い込まれた。

鍛え抜かれたその身体の秘密は、幼少の頃から親父に車の後ろにロープで括られ走っていたという程のスパルタトレーニング。ただ、ボクシングの面白いところなのだが、筋骨隆々だからといってパンチ力に優れているわけではなく、実は非常に脚のあるアウトボクサー×カウンターパンチャー。

またボクシングの不思議で、マッチョマンはボディ打ちには強いが、頭部への打撃には別段強いとい事は無い。(特殊な例で一度、ホエル・カサマヨールがブラッドリーの顎に右クロスをお見舞いしたが、何故かパンチを当てたカサマヨールが吹き飛ぶと言う怪現象があるが。)




 

ファン・マヌエル・マルケスは戦績62戦55勝40KO6敗1分。
メキシコが産んだ特別なカウンターパンチャーで、今やボクシング界最大のトレーナーの一人であるイグナショフ・ナチョ・べレスタインの戦術との共闘は鬼に金棒といった感じである。




ブラッドリーと違いって火力が増した感があるし、
その肉体的・精神的タフネスも証明済みである。

 

普通にボクシングしても完璧だが、フェイントを織り交ぜてからの攻めや、相手のフェイントにカウンターを叩き込むオフェンシブな技術も高い。

脚がないので昔から攻めはジャブやロングの右パンチに頼っていたが、最近はその右オーバーハンドの威力が凄まじいようである。

パンチの当たる時だけ膝が沈む非常に察知しにくいパンチに之だけの威力があるのは脅威だが、逆にカウンターを貰う恐れもある。が、マルケス自信がカウンターの達人なので可能となった戦法だろう。



個人的にはブラッドリー勝利の予想で、まぁ本格的な予想考察が無いときは期待値です。


スタイルというかタイプとしてはある意味非常に類似している二人で、もしかしたら付かず離れずのアンチョビ試合になる可能性も高い。


ブラッドリーはアレクサンダーやカサマヨール程のカウンターパンチャーを突破できて、更にパッキャオ、プロボドニコフのようなナチュラルファイターに対応しアウトボクスできるほどの脚がある。

注目したいのはブラッドリーの得意なパンチで、それはジャブ。
マルケスを相手にした時最も効果の優先順位が高いのはこのパンチで、ジュニア・ウィッター戦のように交差するオーバーハンドもショートレンジで返せるのでこれもマルケスの右パンチに有効だろう。

ご存知のように、ネックはいつでもマルケスの左。
しかし、ブラッドリーが距離を保とうと判断した場合、之も死ぬだろう。


・・・べレスタイン系の選手はいい意味で予想をひっくり返すので楽しみです。」



おまけ