アルフレド・アングロ | ボクシング原理主義

ボクシング原理主義

ボクシングの原理原則に則っとりながら技術論や方法論を分析考察。技術や意識の向上を目指したい、いちボクサーの見識メモ。
おまけ機能搭載

 「明日、WBAスーパーウェルター級の暫定王座を賭けてエリスランディ・ララと激突するアルフレド・アングロ。

能力としては、2004年にメキシコ代表としてオリンピックに出場するなど、ボクシングテクニックも十分なのだが



持ち味はその強打



とりあえず強打が凄い。
しかも攻めるときは本気で倒しに掛かるので、よく

 
 
逆転されたり、されそうになる。




上はHBOのリング・ライフという選手の紹介なのだが、ここでカーミット・シントロンに判定負けしているね。まぁ、むしろアングロはこのあとからもっと面白い試合をし始めるんだが。



カーミット・シントロンは学生時代は非常に優秀な成績を残したアマ・レスリング選手だった。
エマニュエル・スチュワードトレーナーに手ほどきを受け、その右ストレートの威力はトミー・ヒットマン・ハーンズの様だった。



ルーカス・マティセの兄貴のウォルター・マティセを失神させたセンセーショナルな右ストレート。将来を期待された選手だったが、アントニオ・マルガリートに異常な苦手意識を持っていて、

 
再戦で敗北を喫してしまった事のショックからか、メンタル面が異常に脆くなりポール・ウィリアムス戦でロープの外に自分で飛び出して重傷を負ったりと、リング上での奇行が目立つようになった。

(マルガリートはシェーン・モズリー戦の試合直前にバンテージから石膏が発見された。その試合もKO負けしたために、今やその名声は地に落ちている。果たして他の試合で石膏が使用されたのかという問題と、そのような疑いのある選手がパッキャオ戦やコット戦を許可され、莫大なファイトマネーを稼ぐ事が出来るという問題が時として議論される。この問題についてマルガリート本人は何も知らなかったと主張しているが、コットは激怒し、パッキャオは目の前でトレーナーがバンテージを巻くのを見ているだろうと一蹴している。パッキャオ戦で塞がれた右目をコットによって傷つけられ、現在キャリア停止状態にある。)

アングロに話を戻そう。
アングロは、カークランド戦でナチョ・べレスタイントレーナーをセコンドに迎えながら、逆転KO負けを喫してしまう。そして直後に就労ビザが切れていた事が発覚し、7ヶ月間留置されてしまう。

                     以前は強面だったアングロ。




取り巻きにキンボ・スライスが混じリ込んでいたりと、危険な雰囲気が魅力的だったのに、
留置が解けてボクシングのシーンに戻ってきたアングロの様子は一変していた。」

 
 

「悟りを開いた感じだね。」

「自慢のパンチ力は健在だが、ホルへ・シルバ戦を見る限りではシャープさが無くなった感じがするのは気のせいかな。」



動画の終わりに流行の低酸素トレーニングをやってますね、アングロ以外。




おまけ