「ボクシングとは打たれずに打つ事、つまりディフェンス技術なわけだが、次の映像を見て欲しい 。」
「御覧の通り、人は急所を打たれると非常に脆く、決闘となれば、如何に合理的にそれを守り、同時に攻めるかが重要なわけだ。攻撃となると一番合理的なのはストレート。
数学的に2点間を結ぶ最短の距離は直線だからだ。これは防御面でも、急所を守る位置から目標に向かって真っ直ぐ放たれ、そして真っ直ぐ戻ってくる事で攻防両面で合理的なんだね。
しかし、これはある程度限定された空間での理屈だ。色んな条件が加えられる事で、これがそのまま結果にイコールという訳にはいかない。」
「ボクシングはタイミングのスポーツと良く聞くけど、アレはどういう意味なんだ?」
「向かい合う相手の存在するスポーツにおいては、スピードというのは何かとアドバンテージを生む。が、闘いにおいて、速いというのは早いのとは違う、そして、その早いというのも先というわけでは無いわけだ。そこで、それを上手く図って調整する事、つまりタイミングを計る、設ける事が必要になる。」
「だからボクシングは科学なのさ。ボクシングは、それを行使する人間と同じ分の価値しか出さない、だからボクサーたる者紳士でなくっちゃな。
最後まで勝利を諦めない姿勢も大切だね。火の中にあっても虎視眈々とチャンスを待ち続ける事が出来れば、一発逆転、起死回生となるかもしれない。」
おまけ

