ボクシングの華 | ボクシング原理主義

ボクシング原理主義

ボクシングの原理原則に則っとりながら技術論や方法論を分析考察。技術や意識の向上を目指したい、いちボクサーの見識メモ。
おまけ機能搭載

「泥沼化した戦況の中に咲く一輪の花。
ボクシングには一発で相手を伸ばしてしまうKOアーティストなる選手達がいる。」

 「そういう選手達は、ラウンドを全部とられていても、最後の何秒かで一発逆転する可能すら秘めている。

パンチ力があるというのには、そういうメリットがあり、怪我のリスクというデメリットもある。
しかし、ボクシングではパンチ力はスピードと同じで天性のものだと云われている。

大振りでパンチがありそうに見えても全然パンチが無い人もいるし、撫でるようなパンチで相手を失神させる人もいる。
パンチが無いからこそブンブン腕を振り回す必要のある人間と、
パンチがあるからこそノーモーションでパンチを打てる人間とがいる事もある。

面白い事に、パンチ力というのはあまり見た目に表れず、結果に現れるようである。」


「今週末はあのルーカス・マティセと、ラモント・ピーターソンとのIBFのライト・ウェルター級のタイトル戦がある。マティセはその一発を持った選手だね。ランドール・ベイリーのように当たれば倒れるというような綺麗なパンチ力のみでなく、ガードの上からでも相手を硬直させるスタンガン・パンチだ。」

 「デボン・アレクサンダーリー・パーディーは、デボンの性格なら相手を舐めたりする事はないし、いい勝ち方をしないといけない分、モチベーションも高いだろう。

アンダーにパッキャオのスパーリング・パートナーだった事でも有名なショーン・ポーターフィル・ロ・グレコの試合がある。グレコはイタリア系カナダ人で現在売り出し中のパンチャーだ。


同じカナダのウェルター級にオリヴィエール・コーテーがいる。
鉄心入りのハードパンチャーだ。

同じ日にあのシュガー・シェーン・モズリーアンディー・リーの試合もある。
これで週末はKO牧場!」


おまけ