生まれてきた理由 | ボクシング原理主義

ボクシング原理主義

ボクシングの原理原則に則っとりながら技術論や方法論を分析考察。技術や意識の向上を目指したい、いちボクサーの見識メモ。
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「メイウェザー対ゲレロのアンダーカードですが、良いカードです。

*アレクサンダー・ムニョス対レオ・サンタクルズ

*ガブリエル・ロサド対ジェイレオン・ラブ

*ダニエル・ポンセデレオン対アブネル・マレス

マレスとサンタクルズはアマチュアあがりで、ラブは結構名のあるアマチュアだったらしい。

マレスがポンセに勝つ絵が浮かばないが、サンタクルズとラブは勝ちそうだ。

能力的にトップアマチュアに大変近かったラブは、ロサドにとっては厳しい感じがする。」


 

                「トップアマチュアってのはそんなに強いもんなのか?」

 
 「そうですね、もちろんトップアマチュアがプロでそのまま通用・成功するとは限らないが。

ラブがゴロフキンよりもいい勝ち方をするかも知れないけど、トップアマと聞いたらゴロフキンクラスのポテンシャルだと思えばいいかもしれない。

アマチュアでラブはリコ・ラモスあたりなのかな?


ボクシングは伝統のあるスポーツのため、ぺディグリーが存在する。 言い方は変だが、競走馬やドッグレースの犬みたいな感じだ。

そういうバックボーンを持った選手達は物心つく頃から洗練されたボクシングを教育されるわけですが、年齢的にプロに達するまではアマチュアを主戦場とします。そこで、サバイバルな日々を過ごすわけですな。 

競争率やポテンシャルについてアマチュアとプロを比べる事自体が不毛で意味不明なのだが、アマチュアは全てが始まるところと云っていいし、プロフェッショナル・ボクシングというのは、そういった選手達が将来収入を得るために入るビジネスの世界といっても間違いではないと思う。 


ご存知の通りボクサーが食っていくには例外を除いて、チャンピオンクラスでなければ不可能だ。

例外というのは、トップアマなど実力的に既にチャンピオン級であったり、特別な注目度や集客力があったり、ビッグプロモーターと契約できた選手達だ。

最近では、十分能力を備えた選手とその家族がマネージメント、プロモーションもこなして、大物プロモーターと共同で興行を行うのが世界的に多いよね。

とにかく、実力ありきの競争の世界では、やはりぺディグリーというのが大きな要素なんだ。
 

世界中にいっぱいいるが、有名なトップアマチュアで少し前にプロ入りしたのに、アメリカのラウシー・ウォーレンがいる。エイドリアン・ブローナーの兄貴分としても有名だ。

「ウォーレンは3度もオリンピックに出場した(その権利を勝ち取るのはアメリカでは至難の業)選手だがメダル獲得に繋がっていない。プロに転向したが、年齢的にプロ仕様になるまでに時間がかかりそうだ。それに最近はエコノミカルスタイルが流行っているので、スピードのある選手もスピードを無闇に持続させない傾向にあるね。


次の映像は、非常に過酷なアマチュア界で世界の頂点に立ったことのある二人による、いわば金メダリスト対決だ!

ユリオルキス・ガンボアアレクセイ・ティシェンコ
*ティシェンコはロシアの選手でオリンピック2連覇を成し遂げ、リゴンドーと並んでアマチュアパウンド・フォー・パウンドの呼声高かった選手。 
 
「こりゃ速い!」


「それに巧ぇ! やっぱり国によってボクシングのスタイルに違いがあるな・・・面白れぇ!」

 
「ところで、アマチュアのスコアリングだが、6月からコンピュータからオピニオンに変るというのを耳にした。一部のガードを主体にしたアグレッシブなスタイルや、アメリカのような脚を使ってポイントを盗んで逃げ続けるスタイルなどのティピカルなアマチュアスタイルにどういう変化を及ぼしていくのか、とても興味深いね。」

おまけ
プロ転向後のガンボアでタイトルマッチのハイライト。
相手のムタグワはファン・マニュエル・ロペスとの試合を観ても戦績以上に強い選手だった。