②ベルト戦の再現? | ボクシング原理主義

ボクシング原理主義

ボクシングの原理原則に則っとりながら技術論や方法論を分析考察。技術や意識の向上を目指したい、いちボクサーの見識メモ。
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                 みなさん、この人を憶えていますか?
 


                       この人は?


                      ・・・それじゃあ

                         この人も?
 

                      ・・・コイツは?

 「そうなんです。

ここ数戦のメイウェザーの対戦相手ですね。

 ハットンは当時無敗でカスティージョやチューのような強豪を倒し、ボクサーやファイターではなく、グラップラーとして名を馳せるほどにフィジカルが強い接近戦の専門家でした。

デラホーヤ、コットもそのパワーについては言うまでもありません。


 


 

 そして、オルティスにいたっては、ゲレロ同様にサウスポーであるばかりか、ベルトを倒した後にメイウェザーと対戦するという所も似ています。 そして彼もパワーとフィジカルがあり、プレッシャーを用いて接近戦を試みた。

 が、皆失敗した。 
つまり、フィジカルによる圧力にすらメイウェザーは適応してしまうという事と、接近し過ぎで皆自分の攻撃のチャンスも失っているという事だと思います。
 

ゲレロは上記全員に比べるとパワー不足だし、体重面でもメイウェザーはすでに1週間以上前からウェイトをつくりおわってますが、ゲレロはまだ減量中との事です。時間をかけて階級を上げ適性した方と、一気に2階級上げた方と。


そんな選手がメイウェザー相手に接近戦でもつれ合いながら、終盤まで勝てるだけの体力を維持できるでしょうか?


私は、ゲレロが大方の予想を裏切ってアウトボクシングする可能性が高いと思います


 
ベルト戦は普通に反則してたし、


 アイディン戦はフィジカルについていけずに迎撃ボクシングだった。


メイウェザーはフィジカルで言えばアイディンに負けないでしょう。

だから①での考察を踏まえてみると、ゲレロはL字を見たときは突っ込んでも、メイウェザーがガードを固めたら距離を空けるでしょう

そうでなければ、ボディワークの差で、すぐ良いパンチを効かされてしまいそうです。
ボクサーファイターといえば、レオ・サンタクルズやマルガリートのようなメキシカンが代表的ですが、彼らが頼るディフェンスはガード、そして、武器はボディ打ち。このように、ボクサーファイタースタイルを機能させるために必要なツールをゲレロは持ち合わせていません

両者共に打たれ強いですが、接近戦ではゲレロに一発でメイウェザーをダメにするパンチは無いでしょう。 だからこそ、ボディ打ちと接近戦の波状で相手を疲弊させる戦法は両者にとって鍵となりますが、そういう事により長けているのはメイウェザーでしょう。

それに、あのジャブのようないきなりのクロスは大活躍するでしょう。 

という訳で、私の予想はメイウェザーのKO勝利

しかし、勝負というのは箱を開けてみるまでは分かりません。」

ボクシングなだけに。」




  「・・・」