拳客 | ボクシング原理主義

ボクシング原理主義

ボクシングの原理原則に則っとりながら技術論や方法論を分析考察。技術や意識の向上を目指したい、いちボクサーの見識メモ。
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                             「ささ、どうぞ火でござる。」


  

   *「おぉ、これはどうもかたじけない!」





「ところで、もうそろそろフロイド・メイウェザーJr対ロバート・ゲレロでござるな。果たしてどちらが勝つことやら。」

   


  

   *「すぱ~・・・そうでござるな~、そういえばメイウェザー対ゲレロ考察とい記事がありましたなぁ。はて、一体何処で読んだのやら・・・」



「もしや!それはホームズの書いた記事の事では?」

  





*「あぁ、そうでござった、そうでござった!隣に住んでるあの好事家の書いた記事でござった!」





                         ~そして~





 

「どうも、好事家のホームズです。」



            「俺は、PPV三十郎。 いや、もうすぐ四十郎だがな。」



「メイウェザー対ゲレロについてですね?」









 「いかにも! 



メイウェザーはサウスポーが苦手とされており、さらにカスティージョ戦をもってプレッシャーに弱いと云われている!



ゲレロはゴースト(幽霊)と呼ばれるほどスムーズなボクサーパンチャー。しかもサウスポー!



ウェルター級に上がってからは突進するタイプのボクサーファイターと化した・・・



どうみても、対メイウェザー戦を想定したスタイルチェンジにほかならねぇ!



・・・一体どっちに賭けたもんか?」





「そうですねぇ・・・しかし三十郎殿。 ボクサーファイターとは面白い言葉だとは思いませんか?」



「何故だ?」

ボクサーとは打ち合いを避けボクスする者のことです。知性・理性で自分より大きかったり身体的に優る者相手に戦えるスタイル。しかしファイターとはただ能力や感性に任せて闘うものだ。もちろん打たれ強さなども大きく関係してくる。



ボクサーパンチャーとは、ボクシング能力で高い防御面を有したパンチャーの事。スムーズな南米系に多いスタイルです。



ならばボクサーファイターとは何でしょう?ボクサーなのにファイター?

ボクシングしながらファイティングもする? 

そんなものはね、実際のスタイルではなく、造語ですよ。

攻撃的である事を至上の美徳とするメキシコや日本では多く見られる概念で、
オフェンス面で両スタイルの良いところを併せ持つという意味かも知れないが、現実は両方の穴を持つゆえに防御面に致命的な欠陥をもった状態を指す言葉だ。」






「しかしホームズ、今やゲレロはボクサーファイターとしか呼び様の無い戦法だぞ?」





「だからさ、 メイウェザーが勝利するんじゃないかと思うんだ。



おそらくKOで、だ。



メイウェザーはサウスポーに対するKO率が高い。・・・ゲレロはね、飛び出して来るだろうと皆思ってる、しかしだ、もしかしたらメイウェザーを近寄らせないためにアミール・カーン的なボクシングに切り替えなければならなくなる要素が非常に多いと思う。



長くなりそうなので、考察の方はまた次回。 ところで、メイウェザーはゲレロの渾名ゴーストに掛けて自分のことをゴーストバスターと言ってるらしい。」



おまけ