触発 | ボクシング原理主義

ボクシング原理主義

ボクシングの原理原則に則っとりながら技術論や方法論を分析考察。技術や意識の向上を目指したい、いちボクサーの見識メモ。
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「やっぱりガルシア圧勝か。 彼ならKOできると思ったんだけどね。
それにしても、メキシコに行った日本勢は男子全員KO負けか・・・、しかし、女子の東郷理代さんは何と初回KOで勝利したそうだ!

マルチネスとカーンも判定勝利したようだ。カーンは一時は飛ぶ鳥を落とす勢いだったが今やサバイバルモードだね。

そして、私のジェームス・トニーだが惜しくも判定で敗れたらしい。 大差の判定だったらしく相手のブラウンは姑息にも年寄り相手にジャブだけのアウトボクシングに徹したらしい。フン。」


「まぁまぁ、トニーもいい年だからね。」


 
               ・・・コンコン ( ドアをノックする音 )


 「ん?お客だ。 居ますよ、どうぞお入りください。」


   
             


        「こんちわ!」




 

 「この間はどうも。おかげさまで博打で一山当てる事が出来ました!今日はそのお礼の挨拶にやってまいりました。」

「やあ、コナン君!そうかぁ、やったか、やらかしたか!我々も嬉しいよ。」

 
  「それにしても・・・以前とだいぶ様子がちがうね。 一体どうしたんだい、その格好?」




いやね、大変だったんですよ!

ベガスは砂漠の真ん中にあるって聞いてたもんだから、なるべく軽装が良いと思って、ご存知の通り、

皮パン・ヘルメット・両手剣

ってなナリで旅に出たわけですよ。

ところがね、着いて見るとそんな格好してるの俺だけ!そりゃもう恥ずかしかったのなんのって 。 しかもね、向こうじゃもう剣なんて誰も使わないって鼻で笑われちゃってさあ。

そういう訳で今やおれっちもこうやって都会のテイストに洗練されたって次第でさ。」

「なるほど。

しかし何だか寂しいね・・・アレはアレで異国情緒があって、僕は良かったのにな。

なにはともあれ、おめでとう! なに?そうか新しい銀行口座を開きにベガスに戻るんだね、下まで見送るよ。」


                      ・・・そして・・・

 「それじゃあな、先生。 世話んなったぜ!」
 

 
コナンは漆黒のバイクに跨り、最後に一度だけこちらに一瞥をくれ、ハイウェイの向こうの闇の中へ轟音と共にライトもつけずに消えていった。




「・・・いいなぁ、私も都会で自分を磨いてみたいよ。」


 

「なら行って来ればいい。人生は短いんだ、思い立ったらすぐ行動だ!

探偵事務所は一人で大丈夫だから行っておいでよ。」

   

                    ・・・  こうして



          ワトスンは約束の地ラスベガスでつかの間の休暇を楽しんだ・・・



                     
                       ~数日後~
 



   

                  「ただいま!」
 
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