愛のパンチ | ボクシング原理主義

ボクシング原理主義

ボクシングの原理原則に則っとりながら技術論や方法論を分析考察。技術や意識の向上を目指したい、いちボクサーの見識メモ。
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 「嗚呼、春の夜の風。

 小川は尽きず語らい、木々はささやき合う・・・

ここは幾度叩けど揺れることのない神の住まわぬコンクリートの社。

されど麗しきそのぬくもり、灯りは揺らぎ全ては淡く輝かん・・・」


 「恋だね。 しかしワトソン、君は彼女と居るとき死の恐怖から開放されるか? 真の愛は男から死の恐怖を奪いさる。 真の作家は常に執筆の時間、死ほどの恐怖に直面する。 しかし、我々は本当に良い女に出会い、本当に良い愛をつくる事で恐怖を超越し、また執筆に取り掛かる事が出来るのだ。」


 「というわけで、今回は愛や感情がボクサーに及ぼす影響を考えてみようとおもう。

昔からボクサーは試合前にエッチしてはいけないと云われているね。これは、もはや風化しつつある神話だと思われている。 腰の切れが悪くなるからとか、生命力が衰えるからとか、逆にリラックスできる、とか、しすぎるとか云われている。

では、つぎの映像を観てほしい。
これは性行為前と後での体力やパンチの測定を実験したテレビ番組だ。
ある女性プロボクサーがサンプル協力者だ。
行為前の彼女のパンチ力は632lb、つまり286.67kg。
行為後の威力はなんと876lb、つまり397.347kgまで跳ね上がった!
そして、
ハンドスピードも30秒間に155発だったのが160発まで伸びたようだ。」

「こりゃ凄い!!!」

 
 「次は総合格闘家のヒューストン・アレクサンダー氏の実験データだ。

氏は総合格闘技団体UFCのライト・ヘビー級の選手らしい。
このテストは感情の変化によるパンチ力の変動を測るものらしい。
平常時は600lb、 つまり272.155kg。
なんと、さっきの彼女より弱いという事になる。

そして、コーチに罵られ追い詰められた状態でのパンチは、
なんと1000lb、 453.592kgと跳ね上がった!
さらに、薬物(体外からアドレナリンを注入かなんかしたようだ)をしようしたテストでは900lb、
408.233kgと少し落ちたようだ。」

「おぉ!」

 
 「これは今回の考察に関係ないが、最後にボクサーのパンチの速度を計ったものがある。

ライトヘビー級のボクサー、あのチャド・ドーソン氏がテストに協力している。
氏のパンチの速度は秒速30フィート、大体 秒速9メートルぐらいという事になる。
何と、ガラガラ蛇の噛み付くスピード(秒速15フィート)より2倍速い。

氏は5秒間で26発のパンチをダミーに叩き込んだ。
1秒に5発の計算だ。

やっぱり速いねボクサー。
しかしボクサー諸氏は調子に乗って、うかつに蛇に近寄らないように!」

「う~ん、やはり情熱の力は偉大なんだな!」



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