リゴンドーボクシング教室 | ボクシング原理主義

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ボクシングの原理原則に則っとりながら技術論や方法論を分析考察。技術や意識の向上を目指したい、いちボクサーの見識メモ。
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リゴン対ドネア、珍しく1ラウンドから最後まで緊張が抜けない試合でした。



リゴンにポイントリードを許してしまったドネアですが、中盤、追いつこうにも追いつけず。



ドネアが追いつけないフットワーク、やっぱり世界最高のフットワークでしたリゴン。



10回あたりで7ポイントぐらい大きく差が開いていて、勝つには倒すしかないという状況で「玉砕覚悟の特攻しかない」と話していたらドネア本当に飛び出していってダウンをスコア。

セコンドもドネアもよく分かっていた。そこでああやって飛び出していけるドネアの器。



・・・男です。



先手の取り合いから始まって、リードの死守、最後の逆転を賭けた特攻と久々にボクシング野郎のひなびた心を満足させてくれる試合でした。



スコアは114-113、115-112、そして116-111。

116-111が妥当でしょう。



ドネアのリングの使い方はリングジェネラルシップとなりえた、しかし追いつけないから手を出したらカウンター貰いそうで手が出なかった。



それでもドネアペースと思った人もいるようです、分からん。



パンチ当てられたら必ず当て返し、相打ちの時はボディ打ちに切り替えたりとドネアにすらボクシングレッスンを施すボクシングの化身、いや、妖精。



アラムはこの妖精をどうプロモートしていいか困ってるみたいですね。

確かにニューヨークのお客さんはブーイングしてたけど、真のボクシングファンは久々に満足できた試合だったと思います。



このリゴン対ドネアもそうでしたが、



今から ポンセ対マレス、 マルチネス対マーリー、 カネロ対トラウト、 ジュダー対ガルシア、 



メイウェザー対ゲレロ と、オーソドックス対サウスポーの試合が続きますね。


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