ビッチーズ・アンド・ジェントルメン、
なんとあのマルコ・アントニオ・バレラが!
あのどこが童顔なのか謎のまま引退したベイビーフェイスドアサシンが!
嫁の許可を得て2試合ぐらいやりに帰ってくるらしいですよ。
思わずシャドーしてしまう、
木村です。
ガンボアはやっぱり135ポンドに上がるらしいですね、ブローナーを追いかけて。
フェザーのIBFタイトルホールダーであったビリー・ディブ陥落。50セントは際どい選手とばかり契約しますね。ガンボア、ディブ、そしてアンドレ・ディレルと皆際どい。
アブリル対ボゲレ観ました。
アブリルのユナニマス勝利。115-111が一人と116-110が一人。
両者ホールドと頭突きでそれぞれ一度減点。
セミのギャリー・ラッセルJrは遂に元コンテンダーとかじゃなくて世界ランカーとやりましたね。
全ラウンドもっていってダウンもとってジャッジ皆一致の100-89でラッセル快勝。
ボクシングシーンのコンピュボクスのヒストリカルレビューというこの試合までの4試合から出したデータではラッセル凄いですね。トータルが41%ジャブが29%パワーパンチは59%!
今回の試合もパワーパンチは50%以上でした。恐ろしい男。
アブリルもディブも、パンチを当てれる時しか放たないため相手を誘いすぎて、距離を保てない。フロイド・メイウェザーJrに影響される悪い風潮だと思います。(メイウェザーの場合はちゃんと古き良き「パンチの終わり」で相手を捉える。)
真のスターの誕生に伴ってこうした紛い物的な誤りが蔓延するのは仕方がない(モハメド・アリ現象)と思います、が、同時にそういう場合、指導陣はなにやってるのか疑問でもあります。
頭から突っ込んで来る相手に対して距離を取る簡単な方法はソイツの頭を触ってやるだけですが、これを伸び切ったジャブで行うと相手のボディ打ちも捌け、こっちの攻撃を続ける事が出来るのでボクサーにとっては基礎中の基礎。
もちろん脚もないのにだらしなく相手の頭に手を置いているだけで安心してるとシバかれる場合が多いので、やはりフットワークに優れている必要がある。そのため、あくまで「ボクサー」の基礎です。が、同時に「リーチを活かす」という事はリーチそのものが長いとか長身である必要があるという事を意味しない。
ラッセルJrやタイソンのような小柄でリーチの短いボクサーもジャブはしっかり伸ばして当てます。
「お前はこうだからこうしろ」というような学習の差別化を図るのではなく、むしろ学ぶべき基礎というのは万人共通で、違いというのはその後に発生するもんでしょう。
それを、こうなりたいからコレはやってアレはやらないといった漫画みたいな好き嫌いをやってる選手の実力というのは非常に残念なものがあるとおもいます。
そういった「基礎」をマスターしているリゴンドーと、同じく非常に基礎の強いドネアの対決について。
お互い武器は左。リゴン(サウスポー)はクロスハンドが、ドネア(オーソドックス)はリードハンドがその左。
ラッセルJrがインタビューで言ってましたがリゴンはワンハンデッド、ドネアはよりイーブンハンデッド。
そうなるとやはりドネアのがカードが多いという事になる。
リゴンが左を狙うという事は分かっているけど、ドネアは攻めても守っても左を有効活用できるし右も狙える。
しかし、リゴンが凄いのは左が来ると分かってるのにそれでも皆どうしようもなかったところ。それでアマチュア史上最高の選手となり、プロになってからもチャンピオンまでなったスキル。
ただロープ際での避け方は危ない感じがするし(アマチュアはロープを背にしない傾向が極めて強く、慣れていない感じがする)ドネアにリゴンに追いつけるだけのフットワークが無いとしても、リゴンが距離をとり続ければロープまでは詰まりそう。逆に、ドネアが攻めてくるリゴンの踏み込みに反応できるかどうかが全てのような気がします。
んん、わからん。でもリゴンに賭けるね、缶ジュースを。
今回はルイス・コラゾ。
勝ったのに負けた悲運のコンテンダー。
まだやってるみたいですがあんまり名前も聞かなくなりました。
戦績と対戦相手をみるとやはり本当の実力者であることは間違いない。
体は硬いけど、無駄な動きはせず、いい距離と堅実なディフェンス技術に鋭いジャブ、インファイトもこなす良いボクサー。勘も良く頭も良い。
また注目される舞台で闘っている姿を観たい選手です。
レッツ・ゲット・ダウン・トゥ・ビジネス。





