僕にその手を汚せというのか、
木村です。
先週末のガルシア対サリドについて。
この試合、
ネットで評論とか分析とかしてる人たちの間では、ガルシアの評価がとても上がったという人と、むしろ下がったと言う人に分かれてますな。
俺の中では、下がりました。
タムニーの中では上がったよう。
メキシコのボクサーのファンディメンタルはそんなに高く無いことと、逆にメキシコ系アメリカ人の基礎力は異様に高いことは周知の事実です。
特にこのマイキー・アンヘル・ガルシアは去年世界で最も活躍したトレーナーであるロバート・ガルシアの実弟で、兄も昔ディエゴ・コラレスと激闘を繰り広げKOされるまでは優勢だったぐらいハイレベルなボクシング一家。 チャべスJrもべレスタインと交渉決裂でガルシアの所に行くみたいですな。
(世界中のトップクラスがアメリカのオクスナード、カリフォルニアやラスベガス、ネバダといった所に集結してますな。アメリカは世界で最も優れたトレーナーを世界で最も多く保有している事がトップであり続ける理由でしょう。)
別段、ガルシアの基礎の高さとその実用性に驚くべき点は無かったと思います。
デビュー前からモラレスとの再戦を控えたパッキャオのスパーリングパートナーであったり、15歳でエドウィン・バレロやポンセデレオンともスパーをしてたり、
最近はジョエル・ディアスJrやホセ・ベネビデスjr、
サンタクルズブラザーズとやってたりと実力があるのはわかっていたことですが、完成度が高い分、余計明確に何処が磨かれていないかが見えると思います。
それは、インファイト。
ガルシアはアウトボクサーで、ウィテカーやメイウェザーばりのチェックやフラッシュも使いこなし、基本どおりの後退方法でパンチをバックアップする事が出来ます。
今回は上記の技術で四度ほどダウンを奪いましたが、ガルシアのパンチの打ち方の要領の良さと同時にサリドの打たれ方にも問題があったように思います。
ダウンやKOはボクシングの華、醍醐味ですが、
やる方の実力よりは、やられる方の欠陥的問題の方が理由の場合がほとんどです。
ガルシアはホールドを多用して頭から入ってくるサリドにインファイトの機会を与えなかった。
しかしそれはサリドが脚が全く無く、頭からしか体の動きを先率出来なかった(それがガルシアのカウンターの冴えた理由)から十分だっただけで、インファイトしなかった理由はそれではなく多分出来ないんでしょう。
フットワークを見て思ったんですが、ボクサーは身体全体のバランスをコントロールして全体を上手く使うためにまず体の先端である頭、拳そして足を意識して動きます。
この構えの三角形が崩れる事は好ましくなく、特に両足には体重を乗せて「重い足」をつくって、相手にぶつかっても打ち負けたり、バランスの崩れない形を維持しようとします。
こういうわけでボクサーは下から下から順にしっかりした構えを造ります。(細いボクサーが重いパンチを打てるのはこういうわけです)
その「足」を重くするという闘いの要領で重心を低く低く保ちながら動くという行為のもつ問題点は、足が地面に引っかかるというものです。これがどうインファイターあるいはアウトボクサーに悪影響するかというのはボクシングを実際やってみるとわかると思いますが、相手にもたれ掛かる性質の動きを誘発します。
まあ、そんなこんなであの試合は最後ヘッドバットが必然的に起こって、ガルシアのほうもアウトボクシング中良く躓いてた。 ボクサーパンチャーであるガルシアの動きから少なからず円滑さを奪っていたように思います。
この前もガルシアの事書きながらカイセイの話になったけど、昨日のスパーリング。
カイセイはスタンスの開き方がガルシアと同質で移動中に構えを直すボクサーパンチャーやな。
開始時スタンスの問題で左回りして動きの中でやっと右打てる腰をつくるけど昨日はタムニーが左回りでサークリングしたのを右にカットしたからストレートがオフバランス気味で左返すどころか元の構えに戻るのもままならんかった。で、迎撃的に単発のジャブに頼るしかなくなった。
最初とったリングの使い方は賢かったけど、スタンスが悪かったからな。機能せんかった。
シンエンは言ったとおりジャブ打てるようになってて感心した。フォーリングステップも。
あとは小回りの効くリズムの習得。
ユウキはせっかくボディ効かしたら満足せずに上攻めろ。勿体無いの。あと俺のブログ読んで観覧数増やせ。
水増しせえ。
あと、ナオキは強なるな、あれは。
オズグッド治せよ。