ロサド・ゴロフキン | ボクシング原理主義

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ボクシングの原理原則に則っとりながら技術論や方法論を分析考察。技術や意識の向上を目指したい、いちボクサーの見識メモ。
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うぅぅ・・・寒い


浮世の風が、


木村だっちゃ。




手負いの獣のブログ

週末のロサド対ゴロフキンですが、今、キムラと愉快な仲間たちが直面している問題に明確な答えを出してくれそうです。


我々が抜本的に見直し始めて久しい問題、そう、スタンスについて。



これは本当にそうなると思いますが、



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ロサドは左回り



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ゴロフキンは右回りを展開するでしょう。


そして、ロサドはストレートパンチで迎撃的にリードを効かせ、ゴロフキンの右オーバーハンドに注意しながら左に転身。



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ゴロフキンはプレスをかけてボディ打ちを多用し、右にステップアウトして倒しにかかるでしょう。



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オーソドックスとオーソドックスなので右回りをするほうが攻勢面ではとても有利。

ゴロフキンの均整の取れたスタンスなら右に即出てそこから追いかけるのは容易いでしょう。


逆にロサドは左回りしてからは、けん制の意味でこまめのパンチは出せても追いかけたり、大きなパンチでしとめたりは無理でしょう。


ロサドはリードにスナップと体重を乗せるために踏み込む前に後ろ足で地面を押すので、直線的に強い構えだけど連続的にパンチを繰り出せないはず。

ゴロフキンがまっすぐ逃げても右に避けても追い打ちは出来ない。

だからロサドはゴロフキンに詰めてもらって相手を正面で迎撃したい。


ゴロフキンはその場にはきっと留まり続けないし、ロサドをわざと彼の左に逃がしてやって自分は右に出て待ち構える形で衝突する。


大方ゴロフキンが終始ペースを支配するでしょう。


ロサドがそのペースについてこようとしたら無闇に消耗してしまうだろうし、

頑張ってボディーストレートとかで後退させても追いきれないし逆にカウンター決められそう。


ロサドはサイズ活かしてリング中央を陣取って、そこであわてずに駐屯して相手を迎撃し続ける事でならリングジェネラルとなりえるはず。 

ゴロフキンはミゲール・コットと同じで機動性は有るけどリングジェネラルシップは弛い感じがする。



ゴロフキンがやはり有利な感じ。

ゴロフキンの出方は展開に左右されず均一でしょうが、問題はロサドのリングジェネラルシップ。

自分が中央を支配するか、出来ずに追い回されるか。


愉快な仲間達と煮詰めてきた理解が間違いなければ、ゴロフキンの方に分があるはず。


わくわくしますなぁ。


まだ観ぬ激闘に、

思いを馳せる木村であった・・・


おわり。