「ああ、いい夜だ。
星に手がとどきそうだ。」
いい台詞です。
俺らが小学3年生の頃の国語で読まされる三下 あおぞら という教科書の「モチモチの木」という話からです。
わかる人いるんでしょうか?スイミーとか。
家にまだおいてたので読んでみたら大変良かったので、家にまだ置いてある人は是非御一読。
ところで、
今週末はガブリエル・ロサド対ゲナディー・ゴロフキン。
そして・・・マイキー・ガルシア対オルランド・サリド。
良いですなぁ。
慎重なロサドとガンガンいくゴロフキン。
どっちも重く硬そうなパンチがありますね。
ロサド自分からは攻められないけど、その分、防御意識してカウンターするでしょう。
果たしてゴロフキン、さがらねばならなくなった時どうなんでしょう?
普通に考えればゴロフキン有利ですね。
個人的に観る価値を感じる試合。
ガルシア対サリド 直線ではガルシア圧倒的有利ですね。しかしそれは決して直線上というわけではない。だから、相手から立ち位置を奪いにくそう。そういったスタイル的優利さを発揮し難い相手ですねサリド。
リング中央の取り合いになりそうだけど、ガルシアがロープを背負った時上手くやる絵が浮かんでこない。
んん、でもサリド脚が無いから逆にロープまでいかなさそう。そういう意味でもサリドに対してはパンチで相手を動かすボクシングは出来なさそう。
そうなると
ガルシアてきにはワンとツーの基本的なボクシングで単発勝負でしょう。
何より構えて動いてディフェンス利かせて。ロープには詰まらないように。
あぁ、ジムでカイセイとシンエンのスパーリングがちょうどこんな感じだった。
カイセイほど基礎を強く修めて自分のジャブが優位に機能する距離と構えを形骸化させず保ち続ける、
まさに「ボクシングの原理原則」にちゃんと従事してて、こうやれる子も珍しい。
褒められるべき堅実さやった。右打つとき狙いすぎ。スパーリング大会の余韻やな。
ワンツーはワンがしっかり出来てないとツーも活きない。
そのワンの精度が高いなカイセイ。本当に良いこと。
でもツーが死にかけてるのは前脚の閉じが問題やからもうちょっと開いて踏み込めよ。
で、その脚を乗り越さないように打たなあかん。
シンエンとテンタは自分からジャブ打っていかないと原科さんが指摘したとおりプロテストなんて受からない。 良いジャブ持ってても使わないとしょうがない。
それでも、テンタはボディワークがそこらのプロより優れてるし、
シンエンはハンドスピードが誰よりもある。
でもまぁ、ジャブって難しい。簡単なことほど難しく、そして重要。
カイセイはもう基礎強いから身体能力に頼らずボクシングできるし、ジャブとパーリング、ブロッキングの併用もできてるから一番プロに近い。
テンタとシンエンはまだスピードに頼ってる面が大きいけど、ヘッドムーブメントにボディーワークといったインファイターやカウンターパンチャーとしての素質は十分あってその動きは磨いてるから後は基礎を取りこぼさないようにするだけやな。
殴り合いの勝ち負けこだわってもプロテストの査定基準ちゃんとしてなかったら関係ないからな。
何を練習しないといけないか分かってたら大丈夫。
明るく、賢く、逞しく。
長かった、
木村でした。