スタバ・コンピュボクス・インタビュー | ボクシング原理主義

ボクシング原理主義

ボクシングの原理原則に則っとりながら技術論や方法論を分析考察。技術や意識の向上を目指したい、いちボクサーの見識メモ。
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ビッグマッチの興奮冷めやらぬままジムに行ったら、久しぶりに姫路のバレラこと「たむ兄(にー)」が来ていた。

帰りに一緒に行ったスタバでグランデサイズのコーヒー2杯も飲んだせいで眠れない、


木村です。


週末はビッグマッチでしたが、今週末もなかなか凄い。

ドネア対アルセはもちろん、リゴンドー対プーンサワット!

思うんですが、二つの試合は消化試合というよりは試練でしょう。

両選手これを乗り越えて対戦してほしい。


ドイツじゃアブラハムが。


イギリスじゃリッキー・バーンズ(ブローナーの次の対戦者候補)とジョージ・グローブスとグレン・ジョンソンが。


アルゼンチンではナルバエスがやりますね。拙者、アルゼンチンの選手には何か不思議な魅力を感じます。


凄いのはアメリカ。

ローチ離れしたアミール・カーンの何が変わったのか。


次世代ヘビー級のホープで25戦無敗の銅メダリスト、デオンテ・ワイルダー。(相手選びすぎだけど)


戻ってきた狂犬、アルフレド・アングロ。

こいつに勝ったカークランドやコットに勝ったトラウト、それにガブリエル・ロサダ。

これらの選手とやるまではカネロの実力はわからない。


そして、一番注目の選手はレオ・サンタ・クルズでしょう。

LAボクシングクラブで今亡きバレロのスパー相手だったサンタ・クルズ・ブラザーズの弟で、今話題の昇り竜。

メインで無敗対決するみたいですね。

観てぇ。




パッキャオとマルケスのコンピュボクスがBoxingSceneに載ってましたが、

6回KOだったこの試合。

パッキャオが、

トータルで256発放って、94当てて37%

ジャブだけなら、108と26で24%

パワーパンチが、148と68で46%


マルケスが、

トータル、246と52で21%

ジャブ、96と11で11%

パワー、150と41で27%


数字を見ると、いかにパッキャオが当てに行き、逆にマルケスがチャンスを狙っていたか判ります。


同サイトにはラウンド毎の詳細なデータが載っていて、確か第三ラウンド(ダウンがあったラウンド)のパワーハンドの枠以外の全てのラウンドをパッキャオが数字としては上回っていました。

数字は嘘をつかないので、マルケス、倒していなかったら自分が倒されてた展開でしたね。


ところでクリス・ジョン。

マルケスと再戦したい、自分は又勝つと言ってるらしい、

とんだ金鉱掘りですね。


パッキャオのあの倒れ方、やばいんじゃないの?と思った人も多いでしょう。

飯ん時、たむ兄がパッキャオが議員とかいろんな事しながらあのレベルでボクシングし続けるのはやっぱ無理があると言っていた。


そして、FightHypeのインタビューでメイウェザーJrも同じ事を言ってました。


「悪いことは起きるもんさ。

生きながら、学んでゆくんだ。

彼にはこのことから跳ね上がり立ち直れるよう祈ってる。

ボクシングというスポーツでは、自分が携わる技巧というものに本当に自分を捧げなければいけない。

本当に、本当に人生を捧げなければならないんだ。

思うに、彼はあんまりにもたくさん、リングの外に心配事を持ちすぎたのさ。


でも彼はこのスポーツに入って来て良かった。

俺の名前を使って保証つきの取引をしながら良い生活ができたんだから。

(メイウェザーは以前からパッキャオの成功が、自分の対戦候補であるという要素にも支えられてると指摘していた。例えば、メイウェザーと戦った直後の選手との対戦を繰り返すことや、毎試合前のニュースなどのインタビューで当の試合よりも必ずメイウェザー戦の話が重要視される事。ただしこれはパッキャではなく、マッチメーカーであるプロモーターや質問をする人間の問題で、パッキャオに非があるところは見当たらない。)


正直にいうと、パッキャオは可哀そうだ。

倒され方にもいろいろあるが、普通KOされても起き上がれて、椅子に座らせれ、背中を擦られ、家に帰りアイシングし、病院に行って検査して済むボクサーもいる。

でも、倒れてるのを気つけ薬で起こさねばならず、脳震盪を起こしていて、一晩病院に泊まらなきゃならないなんて重大だ。つまり、それは死ぬ寸前だったという事だ。」


応援してるのか、蔑んでるのか、心配してんのか分からん。

いろいろ混じってるんでしょうね。


人間とはまさに複雑怪奇な生き物よ・・・、

ではの。