傾聴!木村組 | ボクシング原理主義

ボクシング原理主義

ボクシングの原理原則に則っとりながら技術論や方法論を分析考察。技術や意識の向上を目指したい、いちボクサーの見識メモ。
おまけ機能搭載

おれのパッキャオが・・・


ゲームの組み立てと展開は予想どうりだったのに、結果が真逆。

止められて負け。


これがあるからボクシングは・・・・

木村です。


来るとわかってた右の一発。

見えなかった、避わせなかった。


それをみて思い出したんですが。

吾輩もちょっと昔、壮絶なダウンを喰わされた事があって、鼻と前歯の間の人中打たれてスイッチ切られました。


そして、あん時というかあの頃ずっとその時のトレーナーに言われまくったあの言葉。


「相手のストレートのある方向に行くなゆうたやんけぇええええええッ・・・、この○×△□!」


そうなんです。



右構え相手に、ソイツの右手側に回るのは危険なんです。

力の来る方向だから。


でもパックはサウスポーでしかも自分のジャブで相手に死角とられてもストレート当てれる(本当に不思議な、逆ワンツーみたいなワンツー。パッキャオしか打てないと思います)からあの戦術とったんでしょう。

事実相手の左は前半はポジショニングだけで完封してた。


しかし

右に入ったために、あのマルケスの最初に体を沈ませて打つ右オーバーハンドがパックからしたら直線で反応できず、パックの体の慣性と衝突でおわりでした。


基礎で動ける人間が扱えば、戦術だって最後に勝つのは基礎の方なんですね。




ボクサーっていろんな選手がいます。

我慢できる奴。

躊躇しないで人を殴れる奴。


一番成功に近い素質は、脚がある奴でしょう。

そういう選手たちは、そうでない選手達が代償を払わなければならないようなミスを犯してもその場しのぎすることができます。

技術のフリしたり、技術だと思い込んだりしながら。

しかし、いつか付けが回ります。


才能とは多くの場合呪いと同義語です。


パッキャオ、ガンボア、それとwowowでは放送してなかったけどフォルトゥナ。

フォルトゥナは基礎力高いと思うんですが、

脚であって技術じゃない代表のセルジオ・マルチネスのトレーナーに付いてからでしょうか、

皆前より劣化してました。ガンボアなんて上体でかくしすぎて脚が死んでしまって、1年以上のブランクというのも含めて同じような状態だったメイウェザーのように技術でカバー出来てなかった。


これらの選手に比べて、

バスケスは脚のないハードパンチャー・ゲスタに対して脚を常に使って、単調だけど確かな技術を使って勝った。 ああいった事が評価されるべきでしょう。






最後に、

木村組とか呼ばれちゃってる奴らに。


時折、

始め会長にずっとスタンスやフットワークに跳ねるなどの基礎を教えてもらうのに、

自分で練習する時期が来ると全然違う事をやりたい様にやり始める人がおる。


基礎も省みず。


お前らもそうやった。


単なる人真似や、ポーズなら家でも出来る。


自分と正直に向き合いながら、

ボクシングという技術を本当に習得するためにジムに来てるから、

俺ら毎日顔見てても真剣に楽しく目標を持ってやってくことができるんじゃっ!




そしてそのうち、

こう言えるようになろうぜ






木村文祐のブログ


オレは・・・・・


超(スーパー)俺じゃっ!!





ボケェッ!!!!!!