「ミス・リプリー」、見終わりました。
見終わって、ブログに書かないうちに、もう、5、6日経ったので、
既に、記憶が薄れつつあるという…
一言でいえば、「まあまあ、面白かった」です。
韓国ドラマ特有の、あり得ない展開、私は好きなんで、
あれよ、あれよという間に、ストーリーに入って行けましたが、
なんか、ちょっと物足りなかったですね。
多分、登場人物に、あくが足りなかったのではないかと。
ヒロインが、手段を選ばずのし上がっていくっていうのは、面白いと思うんですが、
彼女なりの苦しみとか、悩みとかがもっと表現されてもよかったんじゃないのかな?
お金のために何でもするようになった理由、
子供のころの苦労をもっと丁寧に描いてほしかったし、
ユヒョンに惹かれるようになってからの葛藤も、イマイチ伝わってこなかった。
また、ヒロインに敵対する存在の、イ・ファですが、
もっと、とことんやった方が良かったと思うな。
ほんと、画面に出て来ただけで、憎々しいくらいに。
その方が、視聴者はヒロインに肩入れできるから。
ヒロインに騙されてた人々も、みんないい人で、
結局、ヒロインを許してるし。
このドラマ、見終わると、まだ救いがある、って感じるんだけど、
それって、逆に物足りなさを感じるってことかも。
「赤と黒」の最後、あり得ない結末に、救われない思いがしたけど、
だからこそ、余計に印象に残るんですよね。
で、このドラマでの収穫は、というと、
ユチョンの俳優としての地位の確立、ってとこかな。
「成均館スキャンダル」でも、なかなか良い感じだったけど、
今回も、素直で人のいいお坊ちゃまの演技から、
愛した人に騙されて苦悩する男の表情まで、
自然な感じで演じてました。
もう、「東方神起のユチョン」じゃなくて、
「俳優、パク・ユチョン」なのね…
はにかむような笑顔のユチョン…
真実を知り、苦悩するユチョン…
今思うと、このドラマ、
実はユチョンのためのドラマだったんじゃないかと思うくらいに、
彼のステキなシーンが満載ですね。
現在彼は、3/14スタートの「屋根裏部屋の皇太子」というドラマに、
これまた、皇太子の役で出演中。
このドラマも面白そうだけど、
私は、彼にもっと、ダークな役をやってほしいんだけどなあ…