暗闇から引きずり出されたそれらに光が当たる。
ギュッと固まり、ジッと動かないそれらは、
赦しを待っている。
「いてもいい」
「あってもいい」
そう小さく呟くだけで、ゆるゆると動き始めるのだ。
その上で、今を見つめ、未来を描こう。
少し先の「今」を生きる姿をありありと。
共にあるモノ
鼻先に香るモノ
指先に触れるモノ
口いっぱいに広がるモノ
本当は沸き起こる感情にも、今日の行動にも
良し悪しはなく、自分にふさわしく、心地良いか否かがあるだけ。
大きな何かに許される限り、私達は何でも出来、どんな風にも生きられる。
だらしなくても
矛盾していても
モヤモヤしても
ジメジメしても
新しい1秒先はいつだって寛大なのだ。
さあ、今を描こう。
ありありと。
五感の隅々にまで行き渡る程に。
さあ、未来へ進もう。
幸せだと感じられる未来は素晴らしく、それを引き止めるモノ等何もない。
地球の瞬き程のこの時間。
素晴らしく面白いこの人生ゲームを愛そう。