今日はアセンダントのサインのお話です。
西洋占星術を知っている人の間では、アセンダントのサイン（星座）ってよく話題になりますよね？
「私アセンダント乙女
だから几帳面に見られるの」とか、「アセン射手
だから明るい人と思われるの」とか。
復習しますと、アセンダントとは１ハウスのスタートラインのことです。
１ハウスは生まれつきの性質・体質、生まれた時の環境などを表しますが、アセンダントはそれに加えて「第一印象」という意味があります。
そのため、アセンダントのサインが第一印象を表すということが通説になっているのですが、実は意外に当たっていないこともあります。
私の友人は、アセンダントのサインが蠍
なのですが、蠍のように謎めいていて、情熱を隠し持っているイメージではなく、人の良さそうな、寛容な雰囲気です。（別に蠍が寛容でないという意味ではないですよ
念のため）
実はその方は、１ハウスに蠍の木星が入っているので、それが影響しています。
蠍サインも影響しないわけではないのですが、天体の影響の方が強いので、木星の人の良さそうな雰囲気の方が強く出るのです。
別の友人は、やはりアセンダントのサインが蠍なのですが、落ち着いていてミステリアスな雰囲気で、蠍らしい影響が出ています。
その方は、１ハウスに射手の海王星が入っているのですが、傍からは海王星の影響はわかりづらいです。（実際は幼い頃から占い好きであるなど、海王星の影響はあります。）
ちょっとマニアックなお話になってしまうのですが、ハウスにハウスカスプ（１ハウスのハウスカスプはアセンダント）と同じサインの天体がない場合には、ハウスカスプのサインのルーラー（支配星）の影響から出るので、この方の１ハウスは蠍のルーラーの冥王星の影響
海王星の順に影響が現れることになり、一見海王星の影響が見えづらいのです。
まとめると、アセンダントのサインは、ある程度第一印象に影響するのですが、アセンダントのサインと同じサインの天体が１ハウスに入っていると（アセンダントと５°以内であれば１２ハウスでもよいです）、その天体の持つ雰囲気の方が目立つことがありますよ・・・というお話です。
ご自分や周りの方のアセンダントもぜひチェックしてみてくださいね
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