西洋占星術には、個人のホロスコープを読み解くばかりではなく、「国家のホロスコープを読む」という技法もあり、これを「マンデン占星術」といいます。
マンデン占星術では、占いたい国の首都の緯度・経度で、春分の瞬間のホロスコープを作り、次の春分の瞬間までの1年間の流れを読むことが一番メジャーですが、秋分の瞬間のホロスコープを作ることで、冬至の瞬間までの3ヶ月の流れを読むこともできます。
今回は、2023年の日本の秋分図を読んでみたいと思います。
まずは、気象や災害に関連するIC、第4ハウス付近を見ていきます。
ICには、困難を示す土星がスクエアとなっています。
ICのサインは双子座なので、台風などによる風害に注意するようにしましょう。
次に、国民の状態を示すアセンダント、第1ハウス付近を見ていきます。
アセンダントには、天王星がスクエア、火星がトラインとなりますので、突発的なトラブルがありそうですが、国民はスムーズに対応するでしょう。
第1ハウスには土星と海王星が入っており、海王星は太陽とオポジションです。水害や感染症に注意するようにしましょう。また、そのことによって政府が動く可能性があります。
政府の状態を示すMC、第10ハウス付近を見ていきます。
MCには、困難を示す土星がスクエアとなっています。
MCのルーラーの木星は水星とトライン、金星とスクエアですので、政府は情報を積極的に発信しそうですが、何らかの財政出動により将来的に経済が苦しくなるかもしれません。
同盟国との関係を示す第7ハウス付近を見ていきます。
ディセンダントには、金星がコンジャンクションとなっており、木星・天王星とスクエアですので、アメリカとの何らかのやり取りの中で、突発的にお金が動くかもしれません。
第7ハウスには太陽と水星が入っており、太陽は冥王星とトライン、海王星とオポジションです。アメリカとの関係において大きな出来事が起こる可能性があります。
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春分図が1年の流れを表します