ハードル設定は高めに? | Suiの超私的NY通信〜変容の旅ブログ〜

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New Yorkでモデル→女優として活動中のSui Nakashima/雛衣(Sui)のOfficialブログです。


Suiの超私的N.Y通信

                                      

今週日曜日のお話。

せっかくNYCにいるのに、生活の基盤整えるのに時間とられて楽しめてないんでない?

なんて疑問がNYC生活長ければ長いひとほどいるみたい。


そんなこんなで計画した日曜日のSTOMPツアー。

滞在4ヶ月の私・3年目のNikiさん、アメリカ在住10年になる先輩Chikaさん。


Chikaさん、STOMPやってるtheaterの目と鼻の先に住んでたらしいけど、いまだ行った事がなかったという。

いい機会だねってことで3人で行ってきた。

私も4年前に一度来たとき、STOMPは見逃していたので。

日曜日のお昼とあってか、満席だった。

久しぶりのライブな空気に始まる前からわくわく。やっぱ劇場っていいよな~。ライブ会場とかもわくわくするけど、私の場合はやっぱり役者だから劇場の方がリアルに自分にくる。たまに出演者に自分を重ねてみたり。


作品は評判通り、とてもよかった。言葉をまったく使わずのリズムのパフォーマンス。言葉って・・・・・・

やっぱり2の次なのかもなって思った。まだ英語がままならない状態で無謀にもactingレッスンに通おうとしている私に、この作品はものすごく勇気をくれた。


そして行ってきました今週月曜日の初レッスン。

やっぱりどきどき。

人数は全部で18人というまあまあ多目のクラス。

日本人はそのうち、私含め3人。他はすべてネイティブの方々。かな?まあ、徐々にコミュニケーションしていくと思うのでそれはおいといて。


夜の7時から10時までなのだけど、その間、初回ともあってかJamesしゃべりっぱなし。

その間私たちの私語は一切許されない。心得的なシートを配られ、それについて説明する。なんとなーくの理解で私はいた。Actingとは何か?という質問にはじまり、このクラスの目的、要求されること。もちろん、モチベーションの高さは必須。まあ、それはプロフェッショナルとしては当たり前だけど、みんなが同じ方向向いてるとやっぱりクラスの雰囲気違うな、ということはすごく感じた。みんな、それぞれの立場で時間とお金を作って自分の意志でここにいるから。最終的にパートナー組んでシーンをやるんだけど、クラス以外に必ずパートナーと1時間は時間作って練習してこいと。初日のクラスは本来10時までの予定が1時間延長になり、終わったのは11時だった。


初日に早速パートナー組んだんだけど、偶然私は日本人の男の子Aceと組むことに。長髪で下手すると私よりも長いかも?彼は最初英語で話しかけてきたので、とりあえず英語で話してたんだけど、途中一応「日本人ですか?」って確認してみたらそうだったので、そこからは一時日本語に。Suiという私の名前から日本人じゃないと思ったらしい。で、水曜日に待ち合わせして二人でスタジオ借りて練習したんだけど、そのときわかったちょっと興味深い事実。

東京出身というAce(本当はエイスケという名前らしいけど、ニックネームがAceだって)。

ずっとインターナショナルスクールに通ってたらしく、NYCに来て初めて日本人の社会に身をおいたらしい。とても礼儀正しい感じのAce、芝居するのに距離はあまりないほうがいいから「ため口でいいよ」、と言ったんだけど日本人見ると、しかも年上だと咄嗟に敬語になってしまうらしい。やっぱり環境が人を育てるんだな~と改めて思った私。そしてちょっと嬉しかったのが発音をちょっと褒められたこと。今のクラスでやっていくメインのエクササイズが、Repetition Game(リピテーション・ゲーム)というもの。相手の言った言葉を繰りかえすというものなんだけど、これももちろん英語なもんで、リスニングのいい勉強にもなる、ということを確信した私。発音とかトーンも真似するので、私の発音はいかがなもんかなと、試しに聞いてみたら「大丈夫、ちゃんとわかりますよ。たまに日本人の人と話すと何言ってるかわからないから日本語に直してもらうから(笑)」って言ってた。


ほーー、ちょっと嬉しいぞ。プライベートレッスンで発音も練習している成果が徐々に?!!


初回のレッスン終わって、ハードルの高さを実感したわたし。

今まで余裕で跳びなれてた高さから、初めて次の高さにチャレンジしている心境。まさにそれ。

今の自分には明らかに高いけど、これを終える頃にはそうでもないと感じる自分がいることを祈る。

やっぱりただ語学学校行くより断然楽しい。

4ヶ月間眠ってた感覚よ、早く起きてくれ~~~!


そして今日もどきどきしながら、氷点下の中actingクラスへ行く私なのです。