3人目の師匠との出会い。 | Suiの超私的NY通信〜変容の旅ブログ〜

Suiの超私的NY通信〜変容の旅ブログ〜

New Yorkでモデル→女優として活動中のSui Nakashima/雛衣(Sui)のOfficialブログです。


Suiの超私的N.Y通信


こんな月明かりだった昨日のNYCの夜。

この写真では満月にみえるけど、正確には1月11日の今日(日本時間では)が満月。

満月ってなんだか特別なエネルギーを放ってる気がする。そんな満月が私は好きなんだけど。


朝から太陽の光を浴びるのとはまた別に、静かに強いエネルギーをくれてるような。





そして・・・・・遂に行ってきた。

念願のacting classを受けることができるかどうかのinterview。


NYCに来てまだ間もないころ、(今でも十分間もないけど)先輩役者のJanさんの紹介で知り合ったRyosukeさん。彼の紹介でとあるacting classにたどり着いた。いろいろ調べたけどやっぱりどうしてもネックになってくるのが英語力。今の自分とはあまりにもかけ離れているところへ行ってもダメだし・・・・。条件にほとんど入ってくる。

英語が堪能であること。


それに語学もなんだけど、自分をもっと知るってことをできる場所を欲していた。発音の練習や、台本の読み取り方といったことよりも(もちろん、大事な要素ではあるが)、今の私の楽器をもっと知りたいと。

それが自分のオリジナリティの確立につながることは間違いないから。今の私にはそれがまず必要。

そういう観点から探していたところ、そのRyosukeさんが以前受けていたという、The Acting stuido.inc で教えているJames Priceという先生がいいよということを聞いた。Janさんからも以前彼女お勧めのactingclassを教えてもらったんだけどそのリストに入っていた彼の名前。彼はマイズナーテクニックという演技方法を教えている。マイズナーテクニック、これまで、何度も聞いたことはあって、日本でこのレッスンを受けている友人もいたけど、実際体験したことはなかった。というのもあり、新しいところから自分を発見するいい機会になるに違いないと。


クラスのサイトに行き、昨年末直接Classが開かれてるスタジオに行って、名刺をもらいJamesに直接連絡して。

その後彼のアシスタントの女性と連絡をとり、昨日に至った。


18時からのインタビューはやはりレッスンが行われているスタジオで行われた。

私の前にも誰かインタビュー受ける人がいたらしく、その間、どきどきとわくわくとのなんともいえない気持ちで自分の番を待っていた。アシスタントのMiss,Tishはとても笑顔の素敵な女性で「もうすぐJames来ると思うから待っててね」ってたびたび私を気遣ってくれて。彼女、Ryosukeさんのシーンの相手だったらしい。へ~と思いながら、どきどきしながら待つこと10分。穏やかな雰囲気の白髪混じりの男性が私に近づいてきた。


そう、彼こそが、私の3番目の師匠となるJames Price氏だった。

レッスンが行われてるんであろう部屋に通され、荷物を置き彼の向かいに座って話は始まった。

最初、インタビューに行く前ちらっとよぎった。言うこと準備していこうかなって。

でもそんなもの何の役にも立たないし、その場のfeelingを伝えようって結論に達し準備するのはやめた。

きっとほんとの言葉で話せば通じると思ったから。


彼の話はとてもわかりやすく、要はうちはモチベーション高い人しか来て欲しくないと。

彼のレッスンは月・木19時~22時までの3時間なんだけど、同時にシーンもやっぱりやるらしい。

で、その稽古もこのレッスン以外にパートナーと時間作ってやりなさいと。ちゃんとレッスン時には準備をしてきてほしいと。

それにコミットメントできる?って。


二つ返事で、もちろん「はい!」と答えた私。


あと、


「君は言葉の不安があるんでしょ?じゃあ、ちょっと試しに家族について話してみて」

とJamesからの提案。


とりあえず、思いつくまま(きっと文脈ばらばらだったと思うけど 笑)家族について英語で話した。

そしてNYC来たのは去年の9月で、何の目的で来て(もちろん、Michaelとのphoto shootingの件も含め)、自分が英語でacintgできるようになりたいし、自分を映画で、写真で、もっと表現したいと。もっと自分の英語を改善したいし、何よりactingなしの人生は考えられないと。


思いつくまま、おそらく文法はめちゃくちゃだけど、伝わったみたい。

で、彼から


「君の英語は大丈夫だよ。もっと悪い生徒もいたし。だけど、もっと良くなるね」って。


そう、リスニングも大枠はなんとなくわかるようになったんだけど、まだ詳細がわからないしボキャブラリーが圧倒的に足りないんだ。そこをこのacting classで同時に埋めていきたいと思ってる。


こうして、約30分ほどのインタビューは無事に終わり私は晴れて彼のClassを受けることとなった。


期待と不安でいっぱい。

やるしかないのだ。

この挑戦は私のちょっとした背伸び。

背伸びしてちょっと上のものを乗り越えたら、自分のレベルもいつの間にか上がってる。

とにかく、目の前の事を少しずつやってこうと決めた。

考えている時間は今の私にはもはや必要ない。

自分の集中すべきことがとてもはっきりしているこのごろ、特にこのclassが始まってからの私の生活はものすごくシンプルになるんだろう。

そしてきっと、このセッションが終わるころには新しい自分に会えるはず。


やっとやりたかったことに着手できる喜びはやっぱり違うや。


来週12日19時、いよいよ第1回目のレッスン。

新しい仲間たちとの出会いもまた楽しみだ。