こんにちは!
マレーシアに留学予定のゆうなです
今年(2023年)の9月からマレーシアに留学することになったアラサー女子です。大学院修士課程を卒業したため人より就職が遅く、社会人生活もうすぐ3年目の26歳です。元々英語が嫌いだったけど、学生時代の国際交流の経験から一念発起して社会人留学を決意しました!
準備とか現地の生活とかを記録して、将来同じように留学する同世代のアラサー女子の方の参考になったらいいなあという気持ちでブログを書いてます。
悩みの種「乳歯ケース」
スーツケースを購入して以来、留学までに家庭内の私のスペースを減らすための片付け・断捨離にいつも以上に励んでいる。
実家が物の多い家だった反動なのか、基本的に私は持ち物が少なく、大学院時代の本や論文の資料の類がなかなか捨てられない以外は断捨離はうまく行っている。しかしそんな私を悩ませているものがある。
それは、小さい頃に抜けた子どもの歯をストックしている「乳歯ケース」である。化粧品類を入れている薬箱型のケースのすみっこに、ずっと前から入れている。
とはいえ、私が使っているのは、最近流行りのかわいらしい乳歯ケースのように、一本一本の歯に合わせた場所があるようなものじゃなくて、小さいアクセサリーケースみたいな小箱に、小さい歯が入っている感じのやつだ。
アメリカ文化に詳しい...というか、洋画とカントリー系雑貨にハマってた母親は、トゥースフェアリー(抜けた歯を枕元に置いておくと、コインやお菓子と交換してくれる「歯の妖精」)の文化も知っていたであろうに、「乳歯はケースに入れて保管するものだよ」と私に教えた。
でも残念ながら、大人になったらどうするのかは教えてくれなかった。
確かにこの歯にも思い出は詰まってる
これ、30歳近くになってみるとすごく捨てにくい。
驚いたことに、一本一本の歯を見ていると、「この歯を抜く時は、根っこが長かったから時間がかかったな」とか「これは歯医者さんに抜いてもらった歯だ」とか、思い出すことができる。
やたら学校で提出していた日記に歯が抜けた話ばかり書いていた気がする。(これは実家を出る時に処分してきたと思う)
たぶん、最近よくブログ記事やなんかで読む、歯が抜け終わったときに親からプレゼントされたものというのではなくて、歯が抜けたそばから自分でケースに入れて行ったから覚えているのだと思う。
歯が抜けている最中の子どもの頃は、時々このケースを開けて、自分がどんなに根っこの長い歯を抜くのに頑張ったかとかで、誇らしい気持ちになれたものだ。
今はそんなこともないのだけれど。
ちなみにiPS細胞の研究もあるし、この歯を将来再利用できるかもしれないと考えてもみたが、抜いた直後に適切に処理をする必要がありそうだった。
「乳歯ケースに保管」以外の選択肢とは?
小学生の頃はマンション住まいだったので、一軒家に住んでいて、抜けた歯を屋根の上に投げていた友達がちょっとうらやましくなったものだった。
最近周りの友人に聞いたら、その人は住んでいたマンションの屋上から投げたとか言っていた。
下の階に住んでいる人や道を歩いている人の頭の上に子どもの小さな歯が降っていた可能性はあるが、今になってみると私もそっちのやり方をしていた方が大人になってから悩まなくてよかったんじゃないかと思っている。
それに、どこかに投げたり保管したりするどころではなく、寝ている間に抜けて飲み込んでしまった(かもしれない)という人もいたような。それこそ、枕元に転がっていたのを、歯の妖精が持って行ってしまったのかもしれない。
マレーシアでは、子どもの歯が抜けたらどうする?
さて日本の身近な友人たちのエピソードを聞いているうちに、アメリカやヨーロッパは歯の妖精が来てくれる文化があるとして、マレーシアはどうなんだろうと単純に気になったので調べてみた。
日本語で検索したサイトだが、マレーシアで子どもの歯が抜けた時は、土に還すために地面に埋めるらしい。
住宅街の空き地とか掘ったら、たくさん子どもの歯が埋まってるのだろうか。怪しまれない程度に、ちょっと掘ってみたいと思った。
これから乳歯ケースを検討している人へ大人になった子どもから
ここまで書いてきたように、ちょっと扱いには困ってるけど、私にとって思い出にはなってるし、乳歯ケースで子どもの歯を取っておくこと自体は面白い文化だと思う。
でもこれから乳歯ケースを検討している人は、その乳歯は何のために取っておくのか、子どもはそれでいいと思ってるのか、意思確認しながら進めたほうがいいと思う。
子どもがいらないって言ったら、親が思い出にずっと保管しておいてもいいし。
私は子どもの頃の歯を取っておいたまま、かれこれアラサーになってしまった。夫(になる予定)にも「何に使うために取ってあるの」と若干引かれた。
ただそんなに場所を取るようなものでもないし、思い出の品だし、将来カピカピに乾燥した歯でも医療の力で再生できる時代が来るかもしれないし、何ならそのための実験に私の歯を使ってもらえたらいいし、乳歯ケースごと捨ててしまうのはまだ先延ばしにするつもりだ。
もしかしたら80歳くらいのしわしわのおばあちゃんになった時にもまだ持ってるかもしれない。
数千年後に「小箱に入った2000年代の子どもの歯の化石」として発見されるかも。
それはそれでロマンだな。
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