(私の認識の話です)
お前はどうして東大生じゃないんだ。
なぜうちの子は年収1000万以上じゃないんだろう
子供に求めてることって、普通の親がこんなことを言われているようなものだなぁと思います。
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他所の子を見てどうしてあんな風に出来ないんだろうと思うことありますよね
私自身の話になりますが
私の両親はともに高学歴で、頭が固く子どもにも同等のものを求めていたので苦労しました。
国立大以外は大学ではないという考え方だったので(頭かたすぎ)、そこまで利口ではない私は勉強面でとても苦労しました。
そしてうちの親はそう言う割りに自分は参加しない。。
問題がわからないと親に言うと
こんなのもわからないのか!解るようになるように努力しろと言われ怒られました。(今思うとひどい)
教えてもらったことも殆んどなく、合う塾を探してくれるわけでもなく。。。
塾は自分で探しましたが、自己分析もクソもなかったのでもっと合ってるものがあったといまは思います。
私としてはやらされてるにも関わらず、やらなきゃいけない感が強かった。
そして怒られるからわからないところを誤魔化すようになり、つまずく度に出来ない自分はダメ人間だと思うようになっていきました。
強制されると興味も失うし、頑張ってはいたけど主体的というよりも勉強は何故かしなきゃいけないものという対象でした。
その後私立の大学に行くことになり(揉めました)、もう本当に自暴自棄になりました。
せっかくの楽しい時期なのに、鬱になり精神科に通院していました。
端からみると大学も充分だったと思うし、恥じることも全然なかったのですが、その後私は何年も自分を責め続けました。
前回のブログでも書きましたが
息子はなんで他の子のように出来ないんだろう。と昔はよく悲しんでいたのですが(大変だから仕方ないけど)
これってうちの子は何で東大じゃないんだろう。と考えているのとほぼ一緒だとあるときに思いました。
私は親と同じことを息子にしていたのです
勉強だって出来ないことがあれば、他の人が出来ようが出来まいがどこで引っ掛かっているのか考えて、そこを根気強く練習しますよね。
引っ掛かっているところにプロの手が必要なら、塾なり家庭教師なり子どもに合う習得方法を模索しますよね。
ABAでいうスモールステップもそれと同じだなぁと思うのです。
なので息子のことを何で同じようにできないんだろうとか
ABAなんてお金かかるのに(週1で文系私大以上の金額がかかります)なんでなんだろうとか思ってしまった時は
なんでうちの子は塾に行かないと出来ないんだろう
と言われるのと同じだと思い
これは嫌だなと想像や被害妄想を止めるようにしました。
責めるより落ち込むより、それよりも苦手なところを探して、練習して出来るようになったところを誉める方が堅実的だと。
多分子供を責めてしまう時は子供のことを分析出来ていないのかなと思います。
私自身も迷う時は方向があってないのかも、他になにかないかと探すようにしています。
もちろん障害の程度にもよると思いますが、定型の子も発達に課題がある子もそれぞれ自分に必要なところをよく見て一歩一歩進むのがいいのは一緒です。
嘆いて傷つけて自己肯定感を下げるよりもいいじゃないですか
私がそんな例です。
もちろん人間なのでたまに愚痴をはいたり落ち込んだりしますが、嘆いて同じ場所にいたらずっと同じ場所にしかいられません。
神様が突然来て成績を上げてくれる訳でも問題行動を減らしてくれるわけでもないですから
前回のブログでも書きましたが
うちは他の子のようになんでこんなに融通がきかないのか
と考えるのではなく
「1日数回でも本人が納得が出来ない道を通れたことを誉めて、それを繰り返すこと」
が彼の練習すべき一歩でした。
他のお母さんは買い物したりお喋り出来たりするというのは先も先!
他の子が流暢に喋っているとき
喋れないことを嘆くよりも
ボールとかリンゴとか手法を考えて練習して出来たことを誉める方が絶対にいい。
出来たことを記入して少しでも進んでいる実感をした方がいい。
ABAで行動分析表のABCというのを書かされていたのですが、どんな問題行動があったのか、前後なにがあったのか
親の行動で避けられるポイントがあったのか、避けられるなら避ける方法は何かどうしたら避けられるのか、どんな方法だと繰り返さずに前進していけるのかを記入していくのもおすすめです。
大きい紙に書くとさらにわかりやすかったです。
たとえば息子は嫌な気持ちがした時機嫌が悪いとに怒って大きい声を出すことがあるのですが(下のエピソードは例えばです。似たようなことはありました)
前の行動
息子がしてほしくないことを私がした(読んでたページを読み終わったと思ってめくってしまった)
問題行動
「やめて!!!!」(鼓膜が破れそうなほどの大声)といって怒った
対応方法
「ページめくらないでーだよ。(繰り返させる)わかっためくらないでほしかったんだね」(発語が少ないときは発語の方を大事にしていた)
とか
「声が大きいと聞こえないよ。優しい声で言ってねー」
と言い、言えたら丁度いい声で言えたねと誉めて、まだ読んでるよといえばいいよ。ああそっかとお母さんもわかるよと伝え。
読み終わったかわからないから、自分でめくる?それとも読み終わったっていう?と聞いて選ばせる
とかがうちは感触がいいかなと思っているのですが
普通ならば「そんな怒るならじぶんで読め!」っと怒る場合が多いかなと思うのですが、子供も理由があってそうしているので
それでは問題行動は減らずに何度も怒ることになり、仕舞いには本も嫌いになるかもしれません。
上のように負の気持ちの時に大声になってしまう癖も、練習することで確実に少なくなりました。(付随して言葉も増える)
上のことを前の行動から減らすとしたら
事前にページをめくって欲しいときは言ってねと予告しておくとか、自分でめくってね。手伝いが欲しいときは教えてね
と伝えておくとか
絵本を読む時間を変えてみるとか、体勢を変えてみるとか、絵本は読まないで別のことをしてみるとかなんだったら本人が許せるのか探っていきます。
我慢させると子供もストレスがたまります。まず親が冷静になる方がはるかに楽です。
定型の子とは違う頑張り方ですが、スモールステップを踏んでいけばゆっくりでも進んでいきます。
それを喜んで認められるほうが親も本当に楽です。
リュウですが、細かく練習してきたお陰で療育に通っていない子よりも出来ることが多くなってきました。
もちろんまだまだ言葉の遅れはありますし、ここはわかっていくといいなというところも沢山あります。
でも日々の根気強い練習は彼の身になっていると実感しています。
私は息子の自信を育てたいです。私も成長したいと思います。
小さ過ぎると落ち込む一歩は先へと繋がっています。
自分の子の現在地を認めるのは悲しいこともありますが、前に進む方向を考える方がはるかに精神衛生的にもいい。
私の話に戻りますが、長い間鬱で幻聴が聴こえてくるほど大変だったのですが(それでも大学の単位はちゃんと取ってたけど)、夫と出会ってから自己肯定感というのが初めてわかりました。
人から認めてもらえる。なにもないそのままの自分でもいいと思ってもらえることは自己肯定感を育てます。
私の親にありのままの私を認めてもらえていたら、もっと生きやすかったんじゃないかなと思うのです。
難しいですが、それを助けるスモールステップ。行動分析してみるのがとてもおすすめです。
(あくまでうちの場合なので、どなたかの参考になれば幸いです🙇♀️)
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ABAでおすすめの本です。
3冊ともおすすめですが、一番上のは特にわかりやすく読みやすいのでおすすめです☆