平穏にじっといてたと思ったら
突然『ゔ~~~っ』と唸りのけ反る赤ちゃん
普段の様子とは全然違う様子に
新米ママのうちは、心配になってしまいますよね
赤ちゃんの唸りは一体何なのでしょうか
■赤ちゃんの唸りをきちんと理解しよう
新生児の赤ちゃんに良く見られる『唸り』は
突然顔を真っ赤にしながら全身をねじって力んでいたり、
『ゔ~』と唸り声をあげる様子が見受けられます
普段とは全く違う様子として現れますが、
中には『モロー反射』と間違える方も少なくありません
■モロー反射と唸り…その違いは?
ママたちの間で『背中スイッチ』と言われることもある『モロー反射』は
突然の大きな音や、手に刺激を受けると
両腕を左右に広げて手を広げ、ビクッとすることを言います
このように『モロー反射』は、主に手が動きますが、
『唸り』は体をねじったり、足を真上にあげるなど、
体全体を使いながら、『ゔ~』という声をだします
■辛そうに見える『唸り』なぜ現れるのでしょうか?
『ゔ~ゔ~』と唸る赤ちゃんを見ているとどうすることも出来ず、
もどかしく思う一方、この唸りの理由が気になりますよね
この唸りの原因については未だはっきりと明らかにされていませんが、
赤ちゃんの機嫌も良く、ミルク飲みっぷりも良い場合は、
特に理由はなく、生理的に唸っている事もあるようです
その他の理由としては、下記のような事が推測されています。
・げっぷが出せず、気持ちが悪い
・便やおならが出ずに不快感を感じている
お母さんのお腹の中にいる時は何かを排出する必要が無いので、
お腹に力を入れる必要がありませんが、
出産後は、ママの母乳やミルクを飲むほど、
腸の中にガスが溜まり、便も自ら排出しなければなりません。
ですが、赤ちゃんはお腹に力を入れる方法が分からず、
お腹の不快感を感じ、唸るのではないかと言われております。
■新生児の唸り、いつ頃から始まる?
赤ちゃんによって異なりますが、生後10日しか経っていない
生まれたての赤ちゃんでも唸り始める子もいるようです
生後2~3週の間に始まる『唸り』は生後80日頃を起点に
その回数が減っていき、少しずつ消えていきます。
■『唸り』は成長過程というけど、減らす方法は?
心配になってしまう『唸り』ですが、
実は良いこともあるんです
赤ちゃんは、この『唸り』の過程を経る事で、
固まった筋肉を開放し、成長を刺激する効果があるとも言われております
新生児の成長期に見られる一種の通過儀礼と呼ぶことも出来るでしょう
しかし、ママの立場からすると、赤ちゃんが唸りのけ反る度に
適切な対応をしてあげたい気持ちになりますよね
赤ちゃんが少しでも心地よくなるために唸りを減らす方法はないでしょうか
■赤ちゃんが唸っている時は…
《抱っこしてあやしてあげましょう》
赤ちゃんを抱いた状態で、優しくリズミカルに揺らしてあげるだけでも
『唸り』を減らしてあげる事ができるといいます。
臓器の動きがスムーズになるよう、消化、排泄能力の形成を誘導しましょう
《マッサージをしてあげましょう》
お腹を優しくマッサージしましょう
時計回りに最大3分ほどさすってあげると
新たな刺激を受けて唸り声が落ち着くといいます。
また、普段から足の運動やストレッチをよくしてあげることも良いでしょう
《げっぷをさせましょう》
赤ちゃんが唸る、いちばん直接的な原因は、お腹の中の不快感です
授乳後、必ずげっぷをさせてあげましょう。
げっぷをした後も、すぐに寝かせるのではなく、
少しだけ、トントンとあやしてあげてから寝かせることが良いでしょう
げっぷの上手な出し方はぜひこちらもご参考ください▼
全ての事が慣れない新生児の育児!
新生児の唸りは基本的に生理現象であることがほとんどと言われています
唸る事の他に特に異常が見られない場合は、
『こうやって成長していくのね』という気持ちで
成長の通過儀礼として見守ってあげましょう
☆イラスト:ぽちまる様のブログはこちら☆