東京ヤクルトスワローズの燕日記帳

東京ヤクルトスワローズの燕日記帳

公式戦の各試合振り返りとオフの補強やドラフトなどについて、気ままに書くブログです

●交流戦対北海道日本ハム(神宮)YS0-2F(4勝6敗1分)

相手先発は神宮好相性の山崎福。多くのチャンスは望めず苦戦が予想されましたが、2回に1死満塁の好機到来。

 

ここで古賀が1、2塁間に鋭い当たりを放ち、誰もがタイムリーと思いましたが、好守に阻まれ最悪のゲッツー。

 

この後山崎福は徐々に調子が上がっていき、各打者、低めの変化球を強引に打ちに行ってゴロの山になりました。

 

どうにも点が取れないことが響くのか、レイエスにはボール先行。明らかに一発警戒で勝負できず。

 

そういう状況で、5回前を打つ清宮に四球を出せば失点するのは火を見るより明らか。痛い2点目を取られてしまいました。

 

おまけに山野、松本健とともに先発ローテをけん引してきた高梨が4回途中急遽降板。

 

試合後の発表では右ひじ違和感とのことで、病院で検査を受けるというショッキングな事態も起きました。

 

4回にリクエストで2点目が取り消せたり、9回無死1,3塁のピンチを併殺に仕留めたり、雰囲気を変える流れはありました。

 

それも生かせず得点に至らず、結果は今季12度目の完封負け。完全にどん底状態です。

 

いずれこういう時期は来るのはわかりきったことですが、これが単なる一時的な底と思えないところが苦しいです。

 

池山監督が「オスナの打球が上がらない」と嘆くように、打線のキーマンの1人オスナは一向に調子が上がらず。

 

若手のホープ内山も2年目のジンクスのような状況で、もはや打順を入れ替えたくらいで何とかなる感じがありません。

 

若手は完全に浮足立っていますし、茂木、塩見、中村らベテランに期待したいところではあります。

 

ただ彼らも調子がいいわけではなく、仮にヒットが出ても足が使えないので、つながらないのは変わりそうにありません。

 

神宮で1勝6敗1分。パの打者はフェンスオーバーでも、こちらは9回サンタナの当たりは2塁打どまり。

 

前の試合で武岡があわやライトにスタンドインかというあたりもフェンス際で取られたり。

 

打者のパワーの差か、投手のパワーの差がスタンドインを抑え込んでいるのか……。

 

何にしても長打がサンタナ1人では、相手もマークしやすく1発の恐れもないのでどんどん攻め込んでくるという一面もあります。

 

澤井、西村、北村と長打を評価して獲った選手が悉く2軍というのがつらいところです。

 

 

 

 

 

 

 

●交流戦対北海道日本ハム(神宮)YS1-3F(4勝5敗1分)

同点の9回無死1塁で走者モンテルが誘い出されましたが、悪送球で2塁セーフに。

 

それを見たモンテルは3塁を狙いましたが、タッチアウト。結果からみれば暴走になりました。

 

まだ経験がないですし、あまりにも点が取れない状況なので、1つでも先にと反射的に走ってしまったかもしれません。

 

さらに10回は無死満塁の好機がありながら、赤羽、内山、古賀がそろって凡退でチャンスを潰しました。

 

何とか点を取りたいと焦りが出るのか、ボール球に手を出して自ら追い込んでいくかのようでした。

 

1点を取るのにこれほど苦しんでいるのに、相手は11回に水谷がキハダから勝ち越し弾と簡単に得点される始末。

 

キハダはその後も2塁打を打たれたところで、池山監督が交代を告げてイニング途中での降板となりました。

 

翌日以降の登板を考え球数を抑えるという戦略判断ですが、この試合を諦めたようにも見えました。

 

池山監督は「若さが出た」と9回、10回の拙攻に肩を落としました。キハダにも「日本の野球に慣れてほしい」とコメント。

 

打てず、抑えられずと八方塞がりで、逃げ切きれないだろう嫌な予感ばかり漂ってその通りになってしまう悪循環。

 

なるようになってしまうのだから、もう仕方ないと開き直ってでもいいので、気楽にプレーしてもらいたいものです。

 

 

 

 

 

 

 

●交流戦対千葉ロッテ(神宮)YS2-5M(4勝4敗1分)

パの投手を打ち崩せず点が取れない、であれば先発投手が先に点を取らせないことが求められるわけですが……

 

池山監督は「スターターの役割ができていない」と先発小川に厳しいコメントを向けました。

 

初回に4連打で2点失い、3回、5回も失点、追いかけようとする雰囲気に水を差す投球内容でした。

 

指摘されたのは、投球のテンポとリズム。投球間隔が間延びし、カウントも悪くするなどひとり相撲状態。

 

もともと今季はキャンプ2軍スタートで必ずしも開幕に照準を合わせてなかったと思います。

 

しかしチーム事情から開幕ローテ入り、ここまで来ましたが1勝4敗と結果は残せず。

 

再度2軍行きが決まり、代わりに手に打球を受けていた吉村が上がってくるようです。

 

吉村は2軍に復帰して3回3失点。もう1回くらい投げてからとも思いましたが、そうも言ってられないようです。

 

小川は経験豊富ですし、夏場はローテを回すのも大変ですから、また戻ってこれればよいのですが。

 

 

 

 

 

 

 

○交流戦対千葉ロッテ(神宮)YS1-0M(4勝3敗1分)

10安打放ちながら、得点は増田のソロ1本1点のみ。高橋の好投で何とか勝てた印象です。

 

高橋は年1回無双の投球をするので、今季はこの試合がそうだったのかと思ってしまいます。

 

池山監督は、コントロールが素晴らしかったと大絶賛。この投球を続けて今季こそローテの軸にと思うことひとしおのようです。

 

池山監督が評したように、高橋が好投するときは球威というよりはコントロールがいいときです。

 

150km/h超のストレートがあるとはいうものの、高めに浮けば痛打されるシーンを何度も見てきました。

 

コントロールが生命線となると、実は技巧派というか軟投派なのかもしれません。

 

当の本人がどう思っているかは定かでありませんが、今後の好投はモデルチェンジがかかわってくるような気がします。

 

 

 

 

 

 

 

●交流戦対千葉ロッテ(神宮)YS0-5M(3勝3敗1分)

東北楽天を3タテした勢いに乗っていきたいところでした、結果は今季11度目の完封負け。またも勢いは止まりました。

 

今季5勝負けなしだった先発松本健が、5回3連打で無死満塁のピンチ。ここで次打者山口に初球押し出し死球。

 

コントロールが生命線の投手が初球死球とあっては抑えきれず、この回3失点となってしまいました。

 

打線もDeNA時代に苦汁をなめたジャクソンの前につながらず。7回までに132球を投げさせたものの崩せませでした。

 

チャンスが全くなかったわけではなく、5回無死1、2塁でこの日2安打の塩見でしたが、結果は最悪のゲッツー。

 

さらに8回に登板した荘司が致命的な2失点ちいうのも、唯一リリーフ左腕だけに悩ましい状況です。

 

ここまでイケイケで来た打線も、パの好投手の前には歯が立たず。重大な転換点に差し掛かっているように見えます。

 

 

 

 

 

 

 

○交流戦対東北楽天(楽天モバイル)E1-2YS(3勝2敗1分)

1-1の同点で迎えた5回、無死1、3塁でモンテルがタイムリーを放ち勝ち越しに成功。

 

西武戦での土壇場同点弾デビューから打率.533と絶好調モード。チームはカード3連勝で貯金11に戻しました。

 

戦力外からの育成契約を経て支配下になったとあってハングリー精神は相当なものを感じます。

 

とはいえ本番はこれから。宮本慎也さんが「誰でも調子がいいときは打てる」と含みのあるコメントを残しています。

 

やがて調子が落ちたときがスタート地点。伊藤、田中陽、鈴木叶、武岡など皆壁に当たっています。

 

丸山、並木が故障体質なだけに、身体が頑丈であればモンテルにも大いにチャンスはあると思います。

 

一方投手陣は奥川が7回1失点のあと星、清水とつないで逃げ切り。これしか勝てない投手リレーでした。

 

開幕直後は、リリーフが充実していると言われてましたが、現在は怪しい状況です。

 

そもそも昨季、荘司、松本健、拓也、星、大西と5人が防御率1点台、これに2点台の石山がいて勝ちパターンが6人いました。

 

今季は松本健が先発転向、拓也、大西が2軍調整中。荘司は不安定が続き、石山は2軍で投げてないためおそらく故障。

 

結果、星1人というところを、キハダと今季復活の清水の3人でしのいでいる状況です。

 

リランソ、大西は2軍登板していますが、1軍復帰にはまだ時間がかかりそうです。

 

前日セーブシチュエーションでないのにキハダが登板したように、信頼できるリリーフが少ないのは否めません。

 

リリーフ陣は特定投手に負担が偏りだすと崩れだします。今そういう状況に陥りかけています。

 

現有のリリーフ陣から監督、コーチの信頼を勝ち取る投手が出てきてほしいところです。

 

 

 

 

 

 

 

○交流戦対東北楽天(楽天モバイル)E7-8YS(2勝2敗1分)

春季キャンプで、辻発彦さんが守備練習を見て集中力に欠けているという感想を書かれていましたが、それが露見した形です。

 

9回4点リードでキハダ。楽勝ムードでしたが、茂木のエラーを発端に2点返され、さらに2死満塁の非常事態。

 

それでも次打者はセカンドゴロに打ち取ったに見えましたが、今度は内山がエラーでついに1点差。

 

ひっくり返されても不思議でない状況で、キハダが三振に仕留め事なきを得ました。

 

今季はダイヤモンドは白紙を掲げてスタート。2塁内山、1塁茂木は今季からのポジションです。

 

こういうリスクはつきものですが、勝敗に直結する局面で勃発しては負けた時のダメージは取り返しがつかないです。

 

守備は試合に出続けて安定していくものと言われますが、勝敗に直結すれば許容しがたいものがあります。

 

もっとキャンプで集中力高く取り組めばと後悔ひとしおといったところでしょう。

 

勝ったもののノーダメージではありません。キハダは34球投じ、おそらく次の試合の登板は難しいと思います。

 

先発予定の奥川は援護に援護に恵まれず勝ち星が伸びていない状況だけに、後ろが盤石で登板させたいところです。

 

長いイニングを投げ切ろうとして無理が出たり、手薄な後ろが持たずに負けるリスクが上がってしまいました。

 

次の試合を落とすようなことになれば、この試合のエラーは高い代償になってしまうと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

○交流戦対東北楽天(楽天モバイル)E2-7YS(1勝2敗1分)

49回タイムリーなしで3連敗とあり、2軍からドラ1松下と塩見が昇格、澤井と山野辺と入れ替わりとなりました。

 

松下は6番サードでスタメン出場。4打数2安打と上々のデビューとなりました。

 

このテコ入れ効果なのか、ここのところ不振の内山が2ラン、松下にスタメンを取られた武岡も代打でタイムリー3塁打。

 

終わってみれば15安打7得点と楽天を圧倒して連敗を止め、交流戦初勝利となりました。

 

ネット記事で見ましたが、今季青木GMは、若手にチャンスをどんどん与えたいという趣旨のコメントをしているそうです。

 

これは村上が抜け、山田や塩見に全盛期を過ぎてチームが世代交代期にはるからというだけではないようです。

 

若手にチャンスを与えるのは、戦力として見極めるためというシビアな視点もあると見られています。

 

そのため、球団は村上が抜けたにも関わらず大型補強をしなかったというものです。

 

今季戦力としてアピールできなかった若手は整理されるかもしれません。本当の改革は来季以降であると。

 

文字通りふるいにかけられているわけですので、若手にも危機意識が強いと思います。

 

そういう空気が簡単にズルズルと落ちていかない要因なのかもしれません。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 
 

 

 

●交流戦対埼玉西武(神宮)YS0-8L(0勝2敗1分)

このカードは先発投手からは1点も取れず。西武の先発陣は強力すぎます。他にも高橋光、隅田がいるわけですし。

 

スワローズ側先発は久々登板の小川。チームは連敗中とあって連敗ストップが託されましたが……。

 

池山監督は「大胆さがないように見えました」と小川の投球に不満を示しました。

 

小川は元来慎重なタイプで、連敗ストップがかかる一戦となればなお一層慎重さが増します。

 

結果、間が延びてテンポが悪くなり、球数が増えていくので、大胆に行けといっても治るものじゃないと思います。

 

連敗中の登板となっためぐり合わせが悪かったというしかなく、7回まで投げたので御の字とするしかないでしょう。

 

結局劣勢のまま8回から今季初登板となった現ドラ大道が2イニング目の9回に捕まり5失点で一方的な展開になってしまいました。

 

決して一方的にやられたわけではないですが、西武はバントもやれば長打もあり、そして何よりも強固な投手陣。

 

隙の無い野球の前にイケイケ野球は粗さが目立つ格好となり今後に課題を残す形となりました。

 

ところで試合後、オリックス、西武でプレーしたセデーニョの獲得が発表されました。

 

池山監督は昨年2軍戦でホームランを打たれまくったイメージがあるそうで、現場要望での獲得のようです。

 

池山監督のコメントからすると長打力、特にホームランのてこ入れを企図しているのだと思います。

 

チームはサンタナが10本打っていますが、これに続くのが内山、武岡、増田の3本。長打を期待されるオスナはまだ2本。

 

オスナからHRが出てこなければ、セデーニョに代えることも視野に入れているのかもしれません。

 

阪神は、大山、佐藤、森下とHR打者がそろっており、これに伍する働きを見せてくれればといったところでしょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 
 

 

 

△交流戦対埼玉西武(神宮)YS2-2L(0勝1敗1分)

またしても勝てる流れを引き寄せながらあと1本足りずにドロー。なかなか波に乗れません。

 

この日も西武先発の渡邉の前にゼロ行進。投手戦必至の中、先発高橋は6回2失点でまとめたものの、劣勢は否めず。

 

そんな中、8回サンタナの起死回生の10号2ラン。長岡、サンタナしか打ててなかったので、これしかない得点の取り方でした。

 

その勢いで9回はキハダが無失点と前夜の失敗を取り返し、最高の形で9回裏へと突入。

 

先頭から連打で1、2塁を中村が犠打で送り、内山が四球を選んで1死満塁とサヨナラのお膳立ては整いました。

 

しかしここで武岡が初球を最悪のゲッツー。勝ちの機運が一瞬で萎んでしまいました。

 

これが響いたのか、以後はノーヒット。守りでは11回に無死満塁の絶体絶命のピンチをしのいだものの劣勢は変わらずでした。

 

武岡の併殺は西武バッテリーの思うつぼにはまった感じでした。おそらく勢いで打ちに行ったのではないかと思います。

 

精神的に優位に立っていたはずが、西武バッテリーの方が冷静だったという印象です。

 

経験の浅さを露呈した感じですが、勝てなかっただけに悔やまれる一打となりました。

 

ただ首位争いをしている中での打席ですので、この失敗はいい勉強になったと思います。

 

もし順位が確定して消化試合だったなら、打てなくてもそういうチーム状況だからで終わってしまうかもしれません。

 

2021年シーズンもシーズン前半は勉強で、経験を積みながら成長していきました。

 

その時と同じように、この失敗が今後に生かされるならばこの痛みも必要不可欠だったと言えるでしょう。

 

これがシーズン終盤で起きたなら取り返しがつかないですが、まだそういう時期ではありません。すべてはこれからでしょう。