昨日はクリスマス、皆さまには良きクリスマスをお過ごしの事と思います。
さて、最近ネットの記事ニュースでよく「サイゼリヤ玉ねぎのズッパの話題」を見かける。※記事最後にリンクあり
「とにかく美味しい!」の感想が多い。それではと検証の為に、近所の茗荷谷のサイゼリヤに出かける。
値上の少ないサイゼリヤは、いつも混雑する。
さてさて話題の「玉ねぎのズッパ」のメニューはこちら。
●たまねぎのズッパ・・300円
ズッハとはイタリアのスープの事である。
これだけでは腹も膨れないので、グラタンを注文する。
●海老とタラコのクリームグラタン・・430円
グラタンも量が少ないので、更に追加でパンを一つ。
●フォッカチオ・・150円
フォカッチャ(Focaccia)=パン
これで役者は揃った。
しばし待ち、先ずはズッパとバンが登場。
続いて本日のメイン「海老とタラコのクリームグラタン」。
いやいや、アツアツだ。
スプーンを入れるとこんな感じ。
12月に入り「冬の美味しい」を特集してきたが、アツアツを期待するも「冷え冷え」が多かったが、今日は本当にアツアツで、ネットリと
クリームソースが、マカロニに纏わりつく。
しかし、タラコと書いてあるが、タラコは発見できない。
グラタン皿の底が薄く、「量」はない。
さてフォカッチャには、これ。
サイゼリヤの無料サービス「オリーブオイル」。
これをパンにつけて食べる。
「美味しいと思う」「色を見れば、品種がわかる」
サイゼリヤの無料サービスのオリーブオイルは、実はとても品質の良い「エキストラ バージンオイル」である。
●さて本日の目的のたまねぎのズッパの拡大アップ
「ズッパ」とはスープだが、詳しくは「具の多いスープ」の事。
真中にチーズのかかった「食パン」が入っている。
なんと話題騒然、隣の客もこれを食べる。
更にアップ
●食べた感想 なんだこれは「アレ」の事か?
一口飲み食べてみて、わかった。
なかだこれは、まさに「アレ」である。間違いない。
たまねぎのズッパとは、フレンチの「オニオングラタンスープ」そのものである。
丹念にあめ色になるまで炒めた「多量のたまねぎ」とコンソメスープ。
それに具のパンを乗せ、チーズをかけオーブンで更に加熱する。
=フレンチのメニューの中でも最高のヒット作を、サイゼリヤが
冬のメニューとして、再現しているものであった。
これは、不味いわけがない。
私は「オニオングラタンスープ」の大ファンであり、外国船に乗船すると、必ずオーダーする。
但しオニオングラタンスープと言っても通じない、海外での名称は
「フレンチオニオンスープ」。
例えば下記は「セリプリティークルーズ」
遠いギャレー(厨房)からウエイターが運ぶが、湯気がまだ相当目立つ。
続いて「ホーランド アメリカライン」
続いて「プリンセスクルーズ」。
こちらはスプーンを入れた後の画像。
日本国内では、アラカルトメニューとしてあるが、手間もかかり価格も高くあまり知られていない。
そのオニオングラタンスープを大衆イタリアンの「サイゼリヤ」が、今回大衆日本人に提案したメニューが、今回の「たまねぎのズッパ」。
★海外では有名だが、日本では馴染みのないものは多数ある。
これを安い300円で提案紹介したのは、意義深い。
例えば日本でよく食べられる「晴れの日=代表」は、「苺のショートケーキ」。アメリカの「晴れの日=代表」は、「ベイクドアラスカ」。
日本の女子で「ベイクドアラスカ」が「好き」と言う人は、ごく稀であるかまたは「いない」。
以上が本日の感想である。
最後にイタリアのデザート「ティラミス」。
●サイゼリヤ「ティラミスクラシコ」・・300円
●会計・・税込1180円
いやいやラーメン一杯1000円時代、デザート付でこの値段はとても良い。
参考「帝国ホテル」の「オニオングラタンスープ」単品
2000円
◆サイゼリヤのホームページ
是非皆様も、このサイゼリヤメニューを食べてほしいと思う。
※イタリアンのサイゼリヤがフレンチについて
どうも「オニオンスープ」の起源は、ローマらしい?
しかしその後、流行らせたのは間違いなく「フランス」である。
※グラタンの意味、日本語の独自の理解も考えなくてはならない。
※私は好きだが、サイゼリヤの「ラム」戦略は、日本人の理解なし。
●たまねぎのズッパ記事一覧の一部