ロシア、太平洋艦隊演習巡る日本の批判に反論 | すずくるのお国のまもり

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◎ロシア、太平洋艦隊演習巡る日本の批判一蹴 「多様な脅威に警戒」

 

 

[17日 ロイター] - ロシア大統領報道官は17日、極東ウラジオストクを拠点とする太平洋艦隊の演習について、ロシアはウクライナに焦点を当てながら地域のさまざまな脅威に警戒する必要があると述べ、演習実施に対する日本の批判を一蹴した。
 松野博一官房長官は17日の会見で、ロシア太平洋艦隊が18日から日本が主権を主張する北方4島周辺を念頭に演習を実施することに対し、日本の立場に反し受け入れられないと抗議したことを明らかにした。
 これについてロシアのペスコフ大統領報道官は記者団に対し、演習は国際法に従って行われるとし、「ロシアを取り巻く環境は多くの面で混迷を極めている。地域的な対立が絶えない。われわれはこうした地域的な対立の地理的な状況を周知している」と述べた。
 ロシアの国営テレビはこの日、プーチン大統領がショイグ国防相から演習の報告を受ける映像を放映。ショイグ氏は演習には「敵対する海軍への模擬攻撃」が含まれていると述べた。プーチン氏は、ロシアの優先事項はウクライナだと述べると同時に、太平洋艦隊の準備態勢が高いレベルにあることが示されたと語った。
 プーチン大統領は16日、ロシアを訪れた中国の李尚福国務委員兼国防相と会談。太平洋艦隊の演習はこれに重なる時期に実施される。