スロバキア、ウクライナへのミグ29戦闘機の供与を完了 | すずくるのお国のまもり

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◎スロバキア、ウクライナへのミグ29戦闘機の供与を完了

 

 

(CNN) スロバキアのナジ国防相は17日、旧ソ連製の戦闘機「ミグ29」の13機の搬送を完了したと発表した。
 スロバキアは3月にミグ29を13機、ウクライナに供与すると発表していた。一部については、ウクライナ軍の操縦士がスロバキアに入り、機体をウクライナへ空路で運んだ。残りの9機については陸路で搬送した。
 ナジ氏は公式アカウントのフェイスブックへの投稿で、「この移送は最高水準の安全を維持するために陸路で行われた」と述べ、機体の移送に関与した全ての兵士に謝意を示した。
 ナジ氏は「ミグ29は、ロシアの軍事的侵略からウクライナを守るための大きな支援となる」と述べた。

 

◎スロバキア、旧ソ連製戦闘機初の引き渡し ウクライナは欧米製要求

 

 

【ベルリン時事】スロバキアのナジ国防相は23日、ロシアの侵攻を受けるウクライナに供与を予定している旧ソ連製の戦闘機「ミグ29」13機のうち、最初の4機の引き渡しが完了したと発表した。残りも数週間以内に提供するという。
 昨年2月の侵攻開始以来、欧米からの戦闘機供与が明らかになるのは初めて。ミグ29については、ポーランドも4機を供与すると発表している。
 ウクライナのゼレンスキー大統領は23日、欧州連合(EU)首脳会議にオンラインで参加し、ポーランドとスロバキアの対応に謝意を示しつつも「最新の航空機が必要だ」と欧米製の戦闘機供与を要求。「供与を先延ばしする合理的な理由があるのか」と語り、決断の遅れは戦闘の長期化につながると警告した。
 ミグ29はウクライナ軍が既に使用している。スロバキアからはウクライナ兵の操縦で移送された。ナジ氏は「時宜にかなった支援だ」と強調した。