これでもかと運が栃木SCに味方をします。
PK判定も正直、私には微妙でした。
後半にあった溝渕選手のファウルも、あれはドグソだったと思います。レッドカードでなく、イエローカード判定にも助けられました。
決定機は愛媛FCに多く訪れましたが、どれもが紙一重でネットを揺らせません。
試合内容では、確実に愛媛に軍配が上がりますが、それでも、結果は栃木のウノゼロ勝利。
畑選手が決めたPK以外で、栃木に決定機はなかったでしょう。
それでも、結果は勝利です。
実に、第15節、5月23日の松本山雅FC戦以来、約3ヶ月ぶり、12試合ぶりの勝利でした。
これが、折り返してから、後半戦の初勝利です。
本当、長かったなぁ。
前半8分にスローインからのボール処理で、愛媛の選手が手にボールを当ててしまいました。
田中主審は迷うことなく笛を吹き、栃木にPKを与えます。
ただ、ここは前述したとおり微妙な判定だったと思いますが、栃木には幸運、愛媛には不運な判定でした。
キッカーは豊田選手かと思ったら、畑選手。
キーパーの動きを冷静に見極め、ゴール右隅に流し込んでくれました。
ここ、自分から志願したのかな。試合前から決まっていたのかな。気になる部分です。
このPKまでに、愛媛には幾度かの決定機があったのです。
それは、確実に決められたと覚悟したほどで、どうして決まらないのかと、敵でありながら思わずにはいられません。
こうも決まらないと、流れを手放すことになるんじゃないの?と、そう思った矢先のPKだったのです。
そんな愛媛の決定機は、終盤にもありました。
ことごとく外れるシュート。
幾度もチャンスがあって決め切れない唐山選手、試合後はかなり沈んだ様子でしたが、あれだけのプレーができる選手なんです。
これから、とんでもなく活躍する気配が漂っていますし、怖い選手だと実感させられました。
無失点で切り抜けた栃木SCですが、守備は決して褒められず、何度も背後を取られたことは猛省しなければなりません。
本来であれば、簡単に複数失点していた守備のはず。
運があったのは確実で、これを自分たちの実力だと思うのはかなり危険だと思いました。
まあ、そんなこと言われなくても、チームとしては分かっていることでしょう。
次節のレノファ山口FC戦に向けて、修正が必要な大きな課題となりました。
攻撃も課題でしたが、これはずっと抱えているもので、早々簡単に改善できそうにありません。
流れからの得点は、ちょっと難しい状況でしょうから、今回のように、何とかエリア内にボールを入れて、こぼれ球を押し込むことが一番可能性があるかなと、そう思えました。
スタメンを代えて来たことは大いに評価したいと思うのですが、途中交代からの選手起用については疑問が残りました。
この辺は人それぞれ感じ方は異なる部分です。あくまで、私の目線ではということです。
最初から最後まで、攻撃のリズムは良くならず、ちょっと難しい展開だったのかなと、この試合もそう感じました。
それと、DAZNの解説なんですけれど、どうしても愛媛に勝ってもらいたい気持ちが隠せずに、栃木のプレーに対してもそうですが、田中主審の判定についてもずっとネチネチと言うもんですから、これほどに観ていて気分が悪くなるのは初めてでした。
栃木のファウルについては文句を言い、愛媛のファウルについてはコメントすら出さず。
まあ、名前は敢えて書きませんが、愛媛大好き人間のようですので、仕方のないことだと我慢しておきます。
この解説者を前に勝点3を奪えたことが、一番の喜びに感じます。
ブログで触れるような部分ではないのでしょうが、これ、かなり気分を害したものでして。
最後のアディショナル5分表示で、6分半近くも試合が続いたことは、まあ、試合を止めていたのは勝っている栃木側でしたので、ある程度、仕方のないことだと思いますが、それでも、長過ぎですよ田中主審。
それでも、試合終了の笛が響いたとき、「よっしゃー!」と、声を出して喜びました。
これで、降格圏内から脱出。
順位は17位に上げました。
降格圏内とその上では、精神的に雲泥の差ですよ。
僅かな差かもしれませんが、それは意外と大きなものだったりもするのです。
本当、ギリギリの勝利でしたが、勝てたのは大きかったとつくづく思いました。
ちょっとでもチームが上向けば。そう期待したい勝利でした。
次は流れから得点を奪い、個半初の連勝を飾りましょう。
下との差は小さいですけれど、上との差も意外と小さいですよ。
次節も本当に大事な試合となりますね。
この勝利で一週間が本当に楽になりました。
この感覚、久しぶりです。
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