T次長が、とある雑誌を持ってきた。
その本は『○○○マガジン』なる題名で、
巻頭特集に
「被災地で作業を行う自衛隊」
を取り上げていた。
その中の一場面の中に、
心より同感した内容が掲載されていた。
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掲載写真には、
壮絶な景色を前に防護服を着たまま
呆然と立ちすくむ隊員の姿
や、
建機の入り込めない場所で
車を人海戦術で起こす姿
などがあり、
テレビで報道されているものとは、
全く比べ物にならない「現実」が
描写されていた・・・。
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そして、
ある「一文」に目が留まる。
一語一句、細かくは憶えていないので、
ニュアンスだけ伝えようと思う。
『このような風景になるほどの、
破壊力を持つ兵器は、
この世に無い。』
(意味としては、こんな感じ)
確かに!!!
と、著者は思わず心の内で大きくうなずく。
これだけの広範囲を、
老若男女問わず無差別に、
しかも手加減することなく、
一瞬ではなく、じわりじわりと、
破壊してしまう兵器は、
無いかもしれない・・・・。
と、感じた。
「一瞬」ではないところが怖い。
自然は、
時として優雅に、
時として残酷に、
なり得ることを再認識させられる・・・。