第102話 北茨城へ行ってきました① | 鈴鈑工業のブログ

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板金屋さんの一喜一憂

2011年4月30日am3:00~


5月1日まで、北茨城に


行ってきました。


その模様を2話に渡り綴(つづ)ります。

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たどった経路は↓



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常磐道を北に向かい、途中水戸を経由して、


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北茨城市に向かいます。


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首都高で朝日を拝み、


三郷から常磐道へ。


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この時点でも、


広野~常磐富岡間は、震災(原発など)の


影響で通行止め。


時間が時間なので、GWとはいえ、


道路は、比較的空いていましたが、


運送のトラックが大部分を占めていた


印象を受けました。


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朝方には、水戸に到着。


まずは、お墓にあいさつに向かいます。


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水戸市浜見台霊園。


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穏やかに広がる、心地よい霊園です。


全体を写した画像では、


なんら通常と変わらない風景に感じますが、


実際には、


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墓石の落下や、


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灯篭の倒壊が多かったです・・・。


幸い我が親戚の墓石は、


灯篭が1基倒れてはいたものの、


墓石に関しては、竿(さお)の部分の


接着とコーキングが剥離して、


ズレただけでおさまっていました。



しかし、霊園のほとんどの灯篭が倒れている


のが現状です。



墓石は思った以上に重く、


横倒しの竿の部分を起こすだけでも一苦労。


持ってみた感覚で推定80kg~100kgはあるかも。


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実は、今回の帰郷には、


鈴鈑ネコこと、「楓(かえで)」も


一緒です。


自分でご飯が食べれないので、


さすがに家で留守番というわけにいきません。


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愛犬パグと共に、


霊園の芝生で日向ぼっこしています。


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そして、水戸を出発し、


一路、北茨城へ。


(日立の親戚とは、北茨城で合流することに


なり、今回日立には立ち寄りませんでした)


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常磐道を北上中に、


災害支援の自衛隊車に追い抜かれます。


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休憩のため、中郷サービスエリアに


立ち寄ると、


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なんと先ほどの災害支援車と遭遇。


そりゃ、人が運転してるんだから、


トイレ休憩するよな~。


『がんばって下さい』


と、手を振り(もちろん立場上、自衛隊員


は手を振り返しませんが・・・)、


我々は、北茨城インターで下ります。


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インターから海岸線の国道6号へ向かい、


磯原周辺に到着。



・・・・・・・・・。



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・・・・・・・・。



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・・・・・・・・。


・・・写真を撮っていて、罪悪感を感じます・・・・。



もろに津波の被害を受けた地域です・・・。



花束が手向(たむ)けらている家屋も


ありました・・・・。


先へ進みます。



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大津港のソバの浜辺へ立ち寄りました。


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隆起した道路、


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側溝と道路がパッキリ分離。


この辺りでは、当時(3/11)、


震度6強を記録しています。


5弱しか経験していない私には、


未知の世界です。



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浜辺へは徒歩で向かいます。


遠くの建物が見える方向が大津港です。


右側には、打ち上げられたように見える


船があります。


今回、大津港には向かいませんでした。



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堤防のわきに並べられているテトラポットが、


ガチャガチャになっています。


本来は、キレイに線がそろっているものなのに。


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浜辺の近くに盛られた土台には、


津波で削られた跡がありました。


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この日、海は波が荒く、


白波が立っています。



ズトンっ!



ん???


何だ、今の?



身体が縦の振動を受けました!



4月30日14時12分


震源:茨城県沖


震度4



「やべやべやべ!津波来る!津波来る!」


(ダッシュで浜辺から退避)




地元の人からすれば、こんなんで津波は来ない、


と言われそうだが、


知らぬ私たちからすれば、ただただ恐怖。




岩手や宮城で津波から逃げた人々の


恐怖感が少しでも体感できた瞬間でした。



走っても走っても浜辺から抜け出せません。


高台へ逃げるのに、


「津波到達時間 30分前後」


は、あまりにも短い時間です。



色んな現実が、そこにはありました・・・。


つづく・・・