第103話 北茨城へ行ってきました② | 鈴鈑工業のブログ

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板金屋さんの一喜一憂

前話にて、


浜辺で震度4を経験したと書きましたが、


実際に震源が茨城で、震度4だったという


事実は、親戚の家に着いてから知った


ことです。




浜辺のように、建物などがまるで無い


場所で地震を受けると、


“本当に地震なのかどうなのか?”


実はよくわかりません。


身体に受けた振動は一発目の一瞬だけで、


その後に揺れているのかどうなのか?


は、判断する基準がどこにもないんです。




条件反射で、周りの揺れを確認しようにも、


揺れる「何か」が全くない場所だと、


「気のせいか?単なる目まいか?」


と、見過ごす危険性もありますね。


(余談でした・・・。リポートに戻ります。)


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大津の浜辺を後にして、


今度は、義理の両親の実家付近を見て


回りました。


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北茨城市関本町に到着です。


ちょうど、1年前のGWにも訪れたのですが、


一年前にこの震災は、とうてい想像できる


ものではありませんでした。


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必ずお参りをしている種殿(じゅどの)神社。


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危険のために正面からは、


入れなくなっていました・・・。


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種殿神社の鳥居も、


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上の部分が落下しそうだったらしく、


地元の方々が下ろしたそうです。


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もう1ヵ所、


いつもお参りしている大塚神社なんですが・・・、


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こちらの鳥居の方が被害がひどく、


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中心からズレてしまっていて、


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横から見ると、いかにも危なっかしい状態


で保たれています・・・。


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周辺の方々の悲痛な想いが伝わります・・・。


神社を訪れる道中には、


田畑が広がっているのですが、


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本来なら、この時期には、


すでに田植えが終わっている頃です。


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しかし・・・、


今年は・・・、


水をひいてはいるものの、


苗は植えられていませんでした・・・。


風評被害の影響でしょうか・・・。


(来年の農作物は、どうなるのでしょうか・・・)


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翌日5月1日は、


仁井田にあるお墓参りに向かいました。


お寺の境内に足を踏み入れます。


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いつも手を合わせている地蔵尊が・・・、


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あまりに過酷で悲しい現実でした。



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お寺に隣接する「天神社」の石碑も、


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土台ごと傾き、


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墓地の周囲のブロック塀は全壊・・・。


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古い納屋も半壊・・・。


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墓石も水戸の霊園より被害ひどく感じました。



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自然の持つ、大きな力に対し、


人が「作りしモノ」は、太刀打ちできないの


でしょうか・・・。


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その夜、日立の親戚達とも無事に再会し、


今回の震災の話をしました。


私の家族以外は、みな「震度6強」


経験した方たちです。


また、茨城に滞在中に何度か余震に見舞われ


ましたが、明らかに神奈川での揺れとは


質が違いました。


ドン!ガタガタガタガタ、ピタッ。


というような、「瞬間的な揺れ」が特徴です。


震源に近いから、タテ揺れなのでしょうか?



放射能に関しても、


細かく確かな知識を持ち、


むやみに動じたりはしていませんでした。



本当に気丈です。



私もカツオのお刺身や、


お野菜、自家製キノコ、


干しイモを頂きました。



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ちなみに茨城産の干しイモは、


美味い!


特に写真右側の「丸干し」ってのが絶品!


「やっぱり東海の干しイモが美味いよ!」


(東海村のことだと思っています)


と、いうアドバイスももらえました。



昨年の酷暑でイモ自体が不作らしく、


市場ではあまり沢山出回っていない


と聞きましたが、探せば絶対に見つかるハズ!



茨城県産の「干しイモ(特に丸干し)」、


皆さんも是非ご賞味あれ!



そして、神奈川へ帰る時間となりました。


いざ、帰宅!


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・・・・。


オニのような濃霧で、常磐道走行に、


すさまじい神経を使った・・・・。(汗)



常磐道の途中まで、高速道路の電灯が


全くないから、路面の白線しか


たよるものがない・・・・。


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ですが、全体を通して、


短い帰省でしたが、


密度の濃い、


素晴らしいものとなりました。




-終わり-