第93話 震災からの教え⑤ 『想像力と予測力』 | 鈴鈑工業のブログ

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板金屋さんの一喜一憂

震災から、16日が経過しました。


余震の回数は大きな変動がないにしろ、


神奈川で感じる震度は2前後が多く、


少し気持ちも落ち着かせることができます。

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今回、伝えたいのは、


『想像力と予測力』


です。




皆さん想像してみて下さい、


今年、この3月に、この地震が起こると


想像、または予測ができましたか?



ずっと以前から、


「過去の歴史からみても、近い将来、


大地震が来る。いつ来ても不思議じゃない。」


と言われてきましたが、


じゃあ、


『近い将来』『いつ?』


を前もって知っている人は、


少なからず周囲にはいませんでした。

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しかし、


『想像していた人』


は、数人います。




「起こってしまった場合の想像」


を。


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テレビで専門家や評論家が、


「想定外」


だの


「100年に一度の規模」


だの、


「予想をはるかに超える」


だのと言っていたりもしますが、




私個人的に反論させてもらえば、


「大自然に対しての、想定範囲が軽くはないか?」


「阪神淡路大震災から、たった17年後に今回

の地震が起き、その間にも発生確率1%以下

なんて予測されていた、新潟中越で起きてい

るのに、100年に一度の基準がわからない!」


周りを安心させようとしているのでしょうか?


それとも、


そういう言葉で、まとめようとしているのでしょうか?


(バッシングがテーマではないので、この辺に・・・。)

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震災後、


私が「想像」している事柄が


いくつかあります。




自分が子供のころ(約30年ほど前)は、


今ほど頻繁に、


「震度4」以上の


報道を目にした記憶がありません。



今回すごく引っかかっているのは、



東北関東大震災 震度7

長野 震度6強

長野 震度6強

静岡 震度6強(←こいつです)

茨城 震度5強


(上記は10日以内に発生)




テレビの報道では、


「静岡の震度6強は、東北関東大震災と

直接的関連性がないに等しいです。」


って言ってますが、



余計に不安じゃないですか?



震度6強って、


少なくとも大地震の領域ですよ!


それが、


東北関東大震災と関連なく、


10日以内に発生しているのって、


明らかに、異常に思えませんか?




これだけは前置きします、


決して不安をあおりたいわけでは、


ありません。



ただ、忘れていけないのは、


そして、


想像を絶やさないで欲しいのは、



いまだ、


関東、東海を震源地とする、


東海大地震、


東南海大地震、


南海大地震


などの、


直下型地震は起こっていないのです。


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本音は、


「起こって欲しくない」


です。



けれど、


自分の中では、


「最高最悪


を常に想像はしています。




片方しか想像していないと、


物事が想像とは逆に転がった時に、


判断が1歩遅れそう、


だからです。